【解答・解説】乙1模擬試験

解答・解説

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

問1 正解:(2)

第1類危険物は酸化性固体で、それ自体は不燃性です。加熱・衝撃・摩擦により分解して酸素を放出し、周囲の可燃物の燃焼を促進します。すべて無機化合物であり、無機過酸化物など水と反応するものもあります。

問2 正解:(4)

第1類危険物はそれ自体が酸化剤です。避けるべきは「還元性物質(=可燃物)との接触」であり、「還元性物質と一緒に貯蔵する」は重大な事故につながる誤った取扱いです。

問3 正解:(3)

塩素酸カリウムはカリウム塩(K塩)であり潮解性はありません。「K塩は潮解性なし・Na塩は潮解性あり」は第1類の頻出パターンです。塩素酸ナトリウムには潮解性があります。

問4 正解:(3)

過塩素酸アンモニウムはロケットの固体推進薬として使用されます。過塩素酸塩類は塩素酸塩類より安定です(「過」がつく方が安定と覚えましょう)。K塩に潮解性はありません。

問5 正解:(3)

過酸化ナトリウム(Na2O2)は水と反応して酸素を発生し、同時に発熱します。そのためアルカリ金属の過酸化物の消火には注水を避け、乾燥砂を使用します。

問6 正解:(3)

硝酸アンモニウムは加熱により分解し、大量に蓄積した状態で急激に加熱されると爆発することがあります。2020年のベイルート港爆発事故は硝酸アンモニウムの大量保管が原因でした。

問7 正解:(2)

過マンガン酸カリウムは赤紫色の結晶で、水に溶けやすい物質です。濃硫酸と接触すると爆発性の七酸化二マンガン(Mn2O7を生じます。有機物との接触でも発火の危険があります。

問8 正解:(3)

重クロム酸カリウムはK塩であり潮解性はありません。色は橙赤色で、過マンガン酸カリウムの赤紫色と区別が必要です。重クロム酸アンモニウムは加熱で分解し窒素を発生します。

問9 正解:(2)

第1類危険物の一般的な消火は大量の水による冷却消火ですが、アルカリ金属の過酸化物(過酸化ナトリウム等)は水と反応して酸素を発生するため注水禁止です。乾燥砂で覆います。

問10 正解:(2)

第1類危険物の指定数量は、第1種酸化性固体が50 kg第2種酸化性固体が300 kg、第3種酸化性固体が1,000 kgです。危険度が高い第1種ほど指定数量が小さくなります。


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