【解答・解説】乙5模擬試験

解答・解説

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

問1 正解:(3)

第5類危険物は自己反応性物質であり、分子内に酸素を含むため自己燃焼します。空気中の酸素がなくても燃焼が継続するため、窒息消火(CO2や泡)は効果がありません。大量の水による冷却消火が基本です。

問2 正解:(2)

第5類危険物の消火には大量の水による冷却消火が基本です。分子内に酸素を含むため空気を遮断しても燃焼が止まらず、窒息消火は無効です。水で温度を下げて分解反応を抑制します。

問3 正解:(3)

過酸化ベンゾイル(BPO)やMEKPOなどの有機過酸化物は、鉄さびなどの金属粉と接触すると分解が促進されます。容器は鉄製を避け、ガラスやポリエチレン製を使用します。MEKPOは酸素を発生するため密栓禁止です。

問4 正解:(4)

ニトログリセリンは凍結すると衝撃に対して極めて敏感になり危険です。ダイナマイトはニトログリセリンを珪藻土に吸収させて安定化したものです。水には溶けにくいですが、甘い味がする点も試験で問われます。

問5 正解:(1)

ニトロセルロースは水またはアルコールで湿潤させて保存します。乾燥状態では衝撃に敏感で爆発の危険があります。含有窒素量が多いほど危険性が増し、窒素量12.5%以上のものは強綿(爆薬原料)、少ないものは弱綿(セルロイド原料)です。

問6 正解:(2)

ピクリン酸は金属(鉄・銅・鉛)と反応して爆発性の金属塩(ピクリン酸塩)を生成します。そのため金属製の容器を避けます。TNTは金属と反応しないため、この点がピクリン酸との重要な違いです。

問7 正解:(3)

AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)は加熱で分解して窒素ガス(N2を発生します。合成樹脂やゴムの発泡剤として使われます。ジアゾジニトロフェノール(DDNP)は起爆薬で、湿潤状態で保存します。

問8 正解:(4)

ヒドロキシルアミンは融点が約33℃と低く、常温付近で液体になります。不安定な物質で分解爆発の危険があり、水溶液の状態で保存します。硫酸ヒドロキシルアミンは安定な塩ですが、ガラス容器で保存します。

問9 正解:(2)

アジ化ナトリウムは加熱すると分解して金属ナトリウムを生成します。金属ナトリウムは禁水性のため、注水消火は禁止です。一方、アジ化鉛は銅と接触するとより敏感な化合物を生成するため銅製の容器は使用禁止です。

問10 正解:(2)

第5類の指定数量は、第1種自己反応性物質が10 kg第2種自己反応性物質が100 kgです。第5類は分子内に酸素を含んで自己燃焼するため、全6類の中でも特に危険度が高く、指定数量が小さく設定されています。


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