受験ガイド

指定数量 総まとめ!全6類・全品名の一覧表と覚え方のコツ

結論から言います

指定数量は試験で毎回2〜3問出る超頻出テーマです。全品名の数値をまとめた一覧表を1ページにまとめました。ブックマークして繰り返し確認するのがおすすめです。

指定数量の基本ルールは「指定数量とは?品名ごとの数量一覧と倍数計算をわかりやすく解説」で詳しく解説しています。この記事では全品名の数値を一覧で確認することに集中します。

覚えるときのコツは3つ。

  • 危険度が高いほど指定数量は小さい(少量で規制がかかる)
  • 第4類だけ単位がリットル(L)。他はすべてキログラム(kg)
  • 水溶性は非水溶性の2倍(第4類の法則)

第1類(酸化性固体)

第1類は「種」で3段階に分かれます。

種別 指定数量 代表的な品名
第1種酸化性固体 50 kg 塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類
第2種酸化性固体 300 kg 硝酸塩類、よう素酸塩類、臭素酸塩類
第3種酸化性固体 1,000 kg 過マンガン酸塩類、重クロム酸塩類

覚え方:50 → 300 → 1,000 と6倍ずつ増えていくイメージ。「塩素酸」と名前につく系列が50kgの最も厳しいグループです。


第2類(可燃性固体)

第2類は品名ごとに固有の値があります。

品名 指定数量
硫化りん 100 kg
赤りん 100 kg
硫黄 100 kg
鉄粉 500 kg
金属粉(第1種) 100 kg
金属粉(第2種) 500 kg
マグネシウム(第1種) 100 kg
マグネシウム(第2種) 500 kg
引火性固体 1,000 kg

覚え方:100 → 500 → 1,000 の3段階。「りん」と「硫黄」は100kg。鉄粉は粉じん爆発の危険はあるけど他に比べて安定なので500kg。引火性固体は固体だけど引火点があるだけなので1,000kgと大きめ。


第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)

第3類も品名ごとに固有の値があります。

品名 指定数量
カリウム 10 kg
ナトリウム 10 kg
アルキルアルミニウム 10 kg
アルキルリチウム 10 kg
黄りん 20 kg
アルカリ金属・アルカリ土類金属(第1種) 10 kg
有機金属化合物(第1種) 10 kg
アルカリ金属等・有機金属化合物等(第2種) 50 kg
金属の水素化物 300 kg
金属のりん化物 300 kg
カルシウム又はアルミニウムの炭化物 300 kg

覚え方:10 → 20 → 50 → 300 の4段階。K・Na・アルキル系の「空気に触れた瞬間に発火」する物質が10kgと最も厳しい。黄りんだけ「20 kg」という中途半端な数字なので逆に覚えやすいです。


第4類(引火性液体)— 最重要・最頻出!

第4類だけ単位がリットル(L)です。品名が最も多く、水溶性・非水溶性で2段階に分かれるのが特徴です。

品名 非水溶性 水溶性
特殊引火物 50 L
第1石油類 200 L 400 L
アルコール類 400 L
第2石油類 1,000 L 2,000 L
第3石油類 2,000 L 4,000 L
第4石油類 6,000 L
動植物油類 10,000 L

覚え方3つの法則
① 水溶性は非水溶性のちょうど2倍 — 200→400、1,000→2,000、2,000→4,000
② 特殊引火物の50Lが全危険物中で最小 — ジエチルエーテルはそれだけ危険
③ 50→200→400→1,000→2,000→6,000→10,000 — 引火点が高いほど数量が大きい

代表的な物質の水溶性を覚えておくと、指定数量の判定がスムーズです。

物質 品名 指定数量
ガソリン 第1石油類(非水溶性) 200 L
アセトン 第1石油類(水溶性) 400 L
灯油 第2石油類(非水溶性) 1,000 L
酢酸 第2石油類(水溶性) 2,000 L
重油 第3石油類(非水溶性) 2,000 L
グリセリン 第3石油類(水溶性) 4,000 L

第5類(自己反応性物質)

種別 指定数量 代表物質
第1種自己反応性物質 10 kg 有機過酸化物、硝酸エステル類、ピクリン酸、DDNP、アジ化鉛
第2種自己反応性物質 100 kg TNT、AIBN、硫酸ヒドラジン、硝酸グアニジン

覚え方:10 kg と 100 kg の2段階。起爆薬や衝撃に敏感な物質が10kg、比較的安定なものが100kgです。TNTは爆薬なのに100kgと多めなのは「衝撃に鈍感で安定している」から。


第6類(酸化性液体)

品名 指定数量
過塩素酸 300 kg
過酸化水素 300 kg
硝酸 300 kg
その他(ハロゲン間化合物等) 300 kg

覚え方:第6類は全品名一律300 kg。6つの類の中で最もシンプル。「300」だけ覚えればOKです。


全6類の指定数量 クイック一覧

指定数量の全体像
第1類(酸化性固体)
50 / 300 / 1,000 kg
(種で3段階)
第2類(可燃性固体)
100 / 500 / 1,000 kg
(品名ごと)
第3類(自然発火性・禁水性)
10 / 20 / 50 / 300 kg
(品名ごと)
第4類(引火性液体)
50〜10,000 L
(品名+水溶性で決まる)
第5類(自己反応性)
10 / 100 kg
(種で2段階)
第6類(酸化性液体)
一律 300 kg
(全品名同じ)

各類の詳しい解説: 第1類第2類第3類第4類第5類第6類

もっと問題を解きたい方は「指定数量・倍数計算ミニテスト10問」で練習できます。倍数計算の解き方は「指定数量と倍数計算」で詳しく解説しています。

理解度チェック!ミニテスト

問題1 ガソリン200L、灯油1,000L、重油2,000Lを同一場所で貯蔵する場合の指定数量の倍数として正しいものはどれか。

(1)1倍 (2)2倍 (3)3倍 (4)4倍

解答を見る

正解:(3)3倍
それぞれの倍数を計算して合算します。
ガソリン(第1石油類・非水溶性): 200L ÷ 200L = 1倍
灯油(第2石油類・非水溶性): 1,000L ÷ 1,000L = 1倍
重油(第3石油類・非水溶性): 2,000L ÷ 2,000L = 1倍
合計: 1 + 1 + 1 = 3倍

問題2 次のうち、指定数量が最も小さい危険物はどれか。

(1)硫黄 (2)ガソリン (3)カリウム (4)過酸化水素

解答を見る

正解:(3)カリウム
各物質の指定数量: (1)硫黄 = 100 kg、(2)ガソリン = 200 L、(3)カリウム = 10 kg、(4)過酸化水素 = 300 kg。カリウムは空気に触れただけで発火する極めて危険な物質なので、指定数量が10kgと最も小さく設定されています。

問題3 第4類危険物の指定数量について正しいものはどれか。

(1)水溶性の指定数量は非水溶性の3倍である (2)特殊引火物の指定数量は100Lである (3)第4類の指定数量の単位はキログラムである (4)水溶性の指定数量は非水溶性の2倍である

解答を見る

正解:(4)水溶性の指定数量は非水溶性の2倍である
第1石油類: 非水溶性200L → 水溶性400L(2倍)、第2石油類: 1,000L → 2,000L(2倍)。(1)3倍ではなく2倍。(2)特殊引火物は50L。(3)第4類の単位はリットル(L)です。

指定数量を含む法令全体を学習したい方は「乙4完全攻略ロードマップ」を、参考書が必要な方は「おすすめ参考書・問題集」をチェックしてみてください。

※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

内容の誤りやお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。正確な情報をお届けできるよう、随時修正してまいります。

-受験ガイド