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危険物試験の数値まとめ|指定数量・期限・施設基準の覚え方

危険物試験の数値は、数字だけを一覧で丸暗記すると「10日前」と「遅滞なく」、「3年」と「10年」を入れ替えます。対象 → 数字 → 以上・未満・以内・前の4点を1組にして覚えるのが基本です。

先に直す誤記:危険物の品名・数量・指定数量の倍数を変更する届出は「変更後に遅滞なく」ではなく、消防法第11条の4により変更しようとする日の10日前までです。数字と行為を必ず結び付けます。

第4類の指定数量は水溶性と非水溶性を分ける

品名 非水溶性 水溶性・固有値
特殊引火物 区分なし 50L
第1石油類 200L 400L
アルコール類 区分なし 400L
第2石油類 1,000L 2,000L
第3石油類 2,000L 4,000L
第4石油類 区分なし 6,000L
動植物油類 区分なし 10,000L

消防法別表第一危険物規制政令別表第三が根拠です。覚え方は「50 → 200/400 → 400 → 1,000/2,000 → 2,000/4,000 → 6,000 → 10,000」。第1〜第3石油類だけ、水溶性が非水溶性の2倍になる並びを別にします。

複数の危険物を同じ場所で扱うときは、それぞれの数量を指定数量で割って合計します。合計が1以上なら指定数量以上です。計算手順は指定数量の倍数計算、演習は指定数量ミニテストへ分けてください。

引火点の境界は「以上・未満」まで覚える

品名 主な引火点の境界 読み方
第1石油類 21℃未満 21℃は含まない
第2石油類 21℃以上70℃未満 21℃を含み70℃を含まない
第3石油類 70℃以上200℃未満 70℃を含み200℃を含まない
第4石油類 200℃以上250℃未満 200℃を含み250℃を含まない

特殊引火物は引火点だけで決まらず、発火点・沸点等の条件も含みます。動植物油類も由来や法令上の除外条件があるため、「250℃未満なら全部動植物油類」とは判定できません。代表物質の数値は製品や測定条件で異なるので、法令区分とSDSの実測値を混ぜないでください。

日数は「何を、いつまでに」を1文で覚える

対象 数字 境界語
仮貯蔵・仮取扱いの承認 10日以内 期間の上限
品名・数量・倍数の変更届 10日前まで 変更しようとする日の前
定期点検記録 原則3年間 規則上の保存期間
移動貯蔵タンクの漏れ点検記録 10年間 該当する漏れ点検記録

消防庁の定期点検資料は、一般の点検記録を3年間、移動貯蔵タンクの漏れ点検に係る記録を10年間保存する整理を示しています。「地下タンクは26年」といった一律の覚え方は使いません。

許可・届出の判別は、日数より先に手続きの種類を決めます。製造所等の設置・変更は許可、仮使用は承認、品名・数量等の変更は届出です。全体は許可・届出・承認・認可の違いで整理してください。

保安講習は従事状況を付けて覚える

危険物の取扱作業に従事する危険物取扱者が対象です。継続従事者は3年以内ごと、新たに従事する人は原則として従事開始から1年以内に受講します。ただし、従事開始前2年以内に免状交付または講習受講をしている場合の扱いがあります。

消防庁資料でも、「継続して従事」「新たに従事」「過去2年以内の免状交付・受講」を分けています。単に「免状は3年で失効」と覚えるのは誤りです。免状自体に有効期限を設ける話と、従事者の保安講習周期は別です。

施設の数値は設備名を主語にする

設備・施設 代表数値 何の数字か
移動タンク貯蔵所 30,000L以下・1室4,000L以下 タンク容量・間仕切った室
簡易タンク貯蔵所 1基600L以下・合計3基以内 タンク1基・1施設の基数
屋外タンクの防油堤 最大タンク容量の110%以上 複数タンク時の基本容量
屋内タンク貯蔵所 指定数量40倍以下 一つのタンク専用室の容量上限

屋内タンクは、第4類では20,000L以下という別の上限も同時に確認します。簡易タンクは同一品質の危険物を2基以上置けない条件があります。数字だけを切り取らず、詳しい適用条件はタンク貯蔵所4種の比較へ戻ってください。

保安距離は「相手」と数字を対にする

一般的な製造所等の保安距離では、住居10m、学校・病院等30m、重要文化財等50m、高圧ガス等の施設20mが代表です。高圧電線は使用電圧7,000V超35,000V以下で水平距離3m以上、35,000V超で5m以上です。

これらにも施設区分や特例があります。「文化財は50」のように相手を付け、保有空地の数字と混ぜないでください。全条件は保安距離・保有空地で確認します。

数値カードは4欄で作る

  1. 対象:品名変更届、定期点検記録、移動タンクなど。
  2. 数字:10日前、3年間、30,000Lなど。
  3. 境界語:以上、以下、未満、以内、前まで。
  4. 比較相手:似た数字を裏面に書く。例「仮貯蔵10日以内/変更届10日前」。

一度に全部覚えず、指定数量、期限、施設、保安距離の4束に分けます。間違えたときは数字だけでなく、対象か境界語のどちらを取り違えたか記録すると復習範囲を絞れます。

4問で境界語を確認

問1:品名・数量等の変更届は、変更後に遅滞なく提出すればよいですか。

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誤りです。変更しようとする日の10日前までに届け出ます。

問2:仮貯蔵・仮取扱いの「10日」は、開始10日前という意味ですか。

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違います。承認を受けて仮に貯蔵・取り扱える期間の上限が10日以内です。

問3:引火点70℃の液体は、第2石油類の「70℃未満」に含まれますか。

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含まれません。境界の70℃は第3石油類側の「70℃以上」です。ほかの定義条件も併せて判定します。

問4:第1石油類の水溶性400Lとアルコール類400Lは同じ品名ですか。

解答を見る

違います。指定数量は同じ400Lでも法令上の品名は別です。対象と数字をセットで覚えます。

まとめ

数値暗記は「対象・数字・境界語・比較相手」の4欄で進めます。第4類指定数量の並び、引火点21・70・200・250℃、仮貯蔵10日以内と変更届10日前、記録3年と移動タンク漏れ点検10年を別の文で覚えてください。代表数値には必ず適用条件があるため、仕上げでは現行条文へ戻ります。

次の復習先

資格太郎

この記事を書いた人

「危険物取扱者への道」運営者。危険物取扱者試験を独学で学習している受験生です。免状は保有していないため、記載する内容は消防法・危険物の規制に関する政令および規則の条文(e-Gov法令検索)と、消防試験研究センターの公開情報で必ず確認してから公開しています。

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