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「第6類・酸化性液体」ミニテスト10問 — 苦手克服トレーニング

第6類(酸化性液体)は「液体の酸化剤」。過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物など、第1類との違いや不動態の知識を10問で確認しましょう!

ミニテスト 10問

問1

第6類危険物(酸化性液体)の共通性質として、正しいものはどれですか。

(1)自ら燃焼する引火性液体
(2)自らは不燃性だが、可燃物の燃焼を促進する液体
(3)水と反応して発火する
(4)固体の酸化剤である

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正解:(2)

第6類は酸化性「液体」で、自らは不燃性ですが、可燃物と接触すると酸素を供給して燃焼を促進します。第1類(酸化性固体)の液体版と考えるとわかりやすいです。引火性液体は第4類です。各類の比較は全6類横断比較で整理されています。

問2

過酸化水素(H₂O₂)の性質として、正しいものはどれですか。

(1)安定な物質で分解しにくい
(2)分解すると酸素と水になる
(3)水に溶けない
(4)酸化力はない

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正解:(2)

過酸化水素は分解すると酸素と水を生じます(2H₂O₂ → 2H₂O + O₂↑)。不安定な物質で、日光・加熱・触媒(MnO₂など)で分解が促進されます。水に任意の割合で溶け、強い酸化力をもちます。過酸化水素を含む第6類物質の詳細は第6類全物質の解説で学べます。

問3

過酸化水素の濃度と危険物指定の関係として、正しいものはどれですか。

(1)濃度に関係なくすべて危険物
(2)濃度36%以上のものが危険物(第6類)
(3)濃度6%以上のものが危険物
(4)濃度90%以上のみ危険物

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正解:(2)

過酸化水素は濃度36%以上(重量パーセント)のものが消防法上の危険物(第6類)に指定されます。オキシドール(消毒液)は約3%の希薄溶液なので危険物には該当しません。

問4

硝酸(HNO₃)の性質として、誤っているものはどれですか。

(1)強い酸化力をもつ
(2)濃硝酸は鉄・アルミニウムなどを不動態にする
(3)希硝酸は銅を溶かし、NO(一酸化窒素)を発生する
(4)すべての金属を溶かすことができる

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正解:(4)

金(Au)や白金(Pt)は硝酸には溶けません(王水なら溶ける)。また、濃硝酸は鉄・アルミニウム・ニッケルなどを不動態にするため、これらも溶けなくなります。(1)(2)(3)はすべて正しいです。

問5

発煙硝酸の性質として、正しいものはどれですか。

(1)純粋な硝酸を希釈したもの
(2)赤褐色の液体で、空気中で有毒なNO₂の蒸気を発する
(3)無色透明で無臭の液体
(4)通常の硝酸より酸化力が弱い

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正解:(2)

発煙硝酸は濃硝酸に二酸化窒素(NO₂)が溶け込んだもので、赤褐色の液体です。空気中で有毒な赤褐色のNO₂蒸気を発します(「発煙」の由来)。通常の硝酸より酸化力が強く、極めて腐食性が高いです。

問6

ハロゲン間化合物の例として、正しいものはどれですか。

(1)塩化ナトリウム(NaCl)
(2)三フッ化臭素(BrF₃)
(3)塩酸(HCl)
(4)フッ化水素(HF)

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正解:(2)

ハロゲン間化合物は異なるハロゲン元素同士の化合物です。三フッ化臭素(BrF₃)・五フッ化臭素(BrF₅)・五フッ化ヨウ素(IF₅)などがあります。NaClは金属とハロゲンの化合物、HClやHFはハロゲン化水素で、ハロゲン間化合物ではありません。

問7

三フッ化臭素(BrF₃)の性質として、正しいものはどれですか。

(1)水と穏やかに混合する
(2)水と激しく反応して発熱する
(3)酸化力はない
(4)不燃性で安定した物質

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正解:(2)

三フッ化臭素は水と激しく反応して発熱し、フッ化水素(HF)などの有毒ガスを発生します。極めて強い酸化力をもち、多くの金属や有機物と激しく反応します。注水消火は不可で、乾燥砂などで消火します。

問8

第6類危険物の消火方法として、一般的に適切なものはどれですか。

(1)大量の水で希釈・冷却する(ハロゲン間化合物を除く)
(2)すべて乾燥砂で消火する
(3)すべてハロゲン化物消火剤で消火する
(4)すべて二酸化炭素消火器で消火する

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正解:(1)

過酸化水素や硝酸は大量の水で希釈・冷却する消火が有効です。ただしハロゲン間化合物(三フッ化臭素など)は水と激しく反応するため注水不可で、乾燥砂や不活性ガスで消火します。各類の消火方法は消火方法 総まとめも参考になります。

問9

第6類危険物に共通する性質として、誤っているものはどれですか。

(1)液体である
(2)不燃性である
(3)比重が1より大きい(水より重い)
(4)すべて無色透明である

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正解:(4)

第6類はすべて無色とは限りません。発煙硝酸は赤褐色、三フッ化臭素も無色〜淡黄色です。(1)全て液体、(2)不燃性、(3)比重は全て1以上(水より重い)はいずれも正しい共通性質です。

問10

第6類危険物の貯蔵容器として、適切なものはどれですか。

(1)硝酸にはステンレス鋼の容器が使える
(2)すべてガラス容器が最適
(3)木製容器が適している
(4)銅製の容器がすべてに適している

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正解:(1)

濃硝酸はステンレス鋼を不動態化するため、ステンレス容器での貯蔵が可能です。ガラスは過酸化水素には使えますが、フッ化水素を含むハロゲン間化合物にはガラスが腐食されます。木製容器は酸化されるため不適。物質ごとに適切な容器が異なります。

まとめ

  • 第6類=酸化性液体(不燃性・比重全て1以上・可燃物の燃焼を促進)
  • 過酸化水素:36%以上が危険物 / 分解→O₂+H₂O / 密栓禁止
  • 硝酸:金・白金は溶けない / 濃硝酸はFe・Al・Niを不動態化
  • ハロゲン間化合物:水と激しく反応→注水禁止(乾燥砂で消火)

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