ミニテスト

危険物取扱者 数値ミニテスト10問|指定数量・保安距離・法定期間

法令と第4類物性の数値を10問で確認

このページは、指定数量、製造所の保安距離、第4類の引火点、保安講習、仮貯蔵、定期点検記録、移動タンク、変更届出の数値を確認する4択のオリジナル問題です。公式過去問題ではありません。

全10問を解いた後は、正解数だけでなく「数値」「起算日」「対象施設」「例外」のどこを取り違えたか記録してください。法令は改正されることがあるため、実務や受験手続では最新の法令・受験案内を確認します。

数値と適用条件の確認先

指定数量・製造所の保安距離・移動タンクはe-Gov法令検索「危険物の規制に関する政令」、保安講習と点検記録の保存期間は「危険物の規制に関する規則」、仮貯蔵と変更届出は「消防法」で確認できます。ガソリン・灯油は混合物で物性値に幅があるため、厚生労働省のガソリンモデルSDS等を学習上の参考にし、実物は製品SDSを優先してください。

ミニテスト 10問

問1

ガソリン(第1石油類・非水溶性)の指定数量として、正しいものはどれですか。

(1)50L
(2)200L
(3)400L
(4)1,000L

正解:(2)

ガソリンは第1石油類(非水溶性)に分類され、指定数量は200Lです(→「指定数量の解説」)。50Lは特殊引火物、400Lは第1石油類の水溶性(アセトンなど)、1,000Lは第2石油類(非水溶性)の指定数量です。「ニヒャク(200)はイチヒ(第1石油類)」とセットで覚えましょう。

問2

灯油(第2石油類・非水溶性)の指定数量として、正しいものはどれですか。

(1)200L
(2)400L
(3)1,000L
(4)2,000L

正解:(3)

灯油は第2石油類(非水溶性)に分類され、指定数量は1,000Lです。200Lは第1石油類(非水溶性)、400Lは第1石油類(水溶性)またはアルコール類、2,000Lは第2石油類(水溶性)または第3石油類(非水溶性)の指定数量です。

問3

危険物政令第9条の製造所の基準で、同一敷地外の住居から原則として確保する保安距離はどれですか。

(1)5m以上
(2)10m以上
(3)20m以上
(4)30m以上

正解:(2)

危険物政令第9条では、製造所と同一敷地外の住居との保安距離は原則10m以上です(→「保安距離と保有空地」)。学校・病院・劇場等は30m以上、対象となる文化財建造物は50m以上です。ただし、防火上有効な塀等により市町村長等が安全と認めた場合の例外があり、保安距離を求める施設区分も法令で定められています。

引火点問題の注意

法令上の区分境界と、ガソリン・灯油など製品の代表的な物性値は別に整理します。混合物の引火点は組成や測定方法で変わるため、実物の取扱いでは問題文の数値ではなく製品SDSと施設の安全手順を確認してください。

問4

ガソリンの引火点の代表値として、最も近いものはどれですか。

(1)約-40℃
(2)約0℃
(3)約21℃
(4)約40℃

正解:(1)

厚生労働省のガソリンモデルSDSには引火点-45℃の例があり、選択肢では(1)の約-40℃が最も近い値です(→「引火点・発火点の解説」)。ガソリンは混合物なので組成や測定方法で値が変わります。実際の製品はラベルとSDSを確認し、火気・火花・静電気を避けてください。

問5

消防法別表第一で、第2石油類を区分する引火点の範囲として正しいものはどれですか。

(1)-20℃以下
(2)21℃未満
(3)21℃以上70℃未満
(4)70℃以上200℃未満

正解:(3)

消防法別表第一で、第2石油類は灯油・軽油その他1気圧で引火点21℃以上70℃未満のものと定義されています。したがって正解は(3)です。灯油製品の実測値には幅があるため、「灯油は必ず40℃」と固定せず、法令区分と製品SDSの値を分けて確認してください。

問6

危険物の取扱作業に継続して従事する危険物取扱者は、前回の講習を受けた日以後の最初の4月1日から何年以内に次の講習を受けますか。

(1)1年以内
(2)2年以内
(3)3年以内
(4)5年以内

正解:(3)

危険物規則第58条の14第2項により、前回の講習を受けた日以後の最初の4月1日から3年以内に次の講習を受けます(→「危険物取扱者制度」)。新たに従事する者は原則として従事開始から1年以内ですが、従事開始日前2年以内に免状交付または講習受講がある場合は別の起算になります。単純な受講日から丸3年とは限りません。

問7

仮貯蔵・仮取扱いが認められる期間として、正しいものはどれですか。

(1)3日以内
(2)7日以内
(3)10日以内
(4)30日以内

正解:(3)

消防法第10条第1項ただし書により、所轄消防長または消防署長の承認を受けた場合は、指定数量以上の危険物を10日以内の期間、仮に貯蔵・取り扱うことができます。設置・変更の「許可」と区別してください。

問8

危険物規則第62条の8で、個別の長期保存区分に該当しない定期点検記録の保存期間はどれですか。

(1)1年間
(2)2年間
(3)3年間
(4)5年間

正解:(3)

危険物規則第62条の8第5号により、同条第1〜4号以外の点検記録は3年間保存します。例外として、屋外貯蔵タンクの内部点検記録は原則26年間(一定の場合は30年間)、移動貯蔵タンクの漏れの点検記録は10年間など、点検の種類ごとに期間が異なります。

問9

移動タンク貯蔵所のタンク容量の上限として、正しいものはどれですか。

(1)10,000L以下
(2)20,000L以下
(3)30,000L以下
(4)40,000L以下

正解:(3)

移動タンク貯蔵所(タンクローリー)のタンク容量は30,000L以下と定められています(→「移動タンクの解説」)。また、タンク内部は4,000L以下ごとに間仕切りで区切る必要があります。「移動タンクはサン(3)万リットル、間仕切りはヨン(4)千リットル」と覚えましょう。

問10

製造所等で危険物の品名・数量・指定数量の倍数を変更する場合、変更届は原則いつまでに提出しますか。

(1)変更日の5日前まで
(2)変更日の10日前まで
(3)変更後10日以内
(4)変更後、遅滞なく

正解:(2)

消防法第11条の4により、製造所等の位置・構造・設備を変えずに、危険物の品名・数量・指定数量の倍数を変更しようとする者は、変更日の10日前までに市町村長等へ届け出ます(→「届出と許可の判別」)。変更許可や仮貯蔵の承認とは別の手続です。

採点後に分けて見直す5項目

誤答は数値だけを覚え直すのではなく、根拠となる区分や起算日とセットで確認します。

  • 指定数量(問1・2) — 特殊引火物50L、第1石油類200L/400L、アルコール類400L、第2石油類1,000L/2,000L、第3石油類2,000L/4,000L、第4石油類6,000L、動植物油類10,000Lと区分する
  • 保安距離(問3) — 製造所等の区分、対象建築物、原則距離、例外を一緒に確認する
  • 引火点(問4・5) — 製品の代表値と、消防法上の石油類の境界値を分ける
  • 期間・期限(問6・7・8・10) — 3年、10日などの数字だけでなく、起算日と手続の種類を確認する
  • 移動タンク(問9) — 容量30,000L以下と、4,000L以下ごとの間仕切りを対で確認する

指定数量は一覧と区分、手続の期限は届出と許可の判別へ戻り、間違えたテーマだけを解き直してください。

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資格太郎

この記事を書いた人

「危険物取扱者への道」運営者。危険物取扱者試験を独学で学習している受験生です。免状は保有していないため、記載する内容は消防法・危険物の規制に関する政令および規則の条文(e-Gov法令検索)と、消防試験研究センターの公開情報で必ず確認してから公開しています。

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