ミニテスト

第6類・酸化性液体ミニテスト10問|法令分類・SDS・安全確認

第6類は「品名・濃度・製品SDS」まで確認する

このページは、第6類・酸化性液体を確認する4択のオリジナル問題10問です。公式過去問題の転載ではありません。

第6類は、法令所定の試験で酸化力の潜在的な危険性を示す液体です。一般にそれ自体は燃焼しませんが、可燃物の燃焼を促進する性質があります。ただし、消火剤、容器材質、水との反応まで全品名で同じとは限りません。

法令と公的モデルSDSの確認先

第6類の定義・品名はe-Gov法令検索の消防法 別表第一、ハロゲン間化合物と指定数量は危険物の規制に関する政令、類別の概要は総務省消防庁「危険物とは?」を参照しています。

個別物質は厚生労働省「職場のあんぜんサイト」の過酸化水素硝酸過塩素酸のモデルSDSで確認しました。実務では使用製品の最新版SDSを優先してください。

ミニテスト10問

問1

消防法別表第一の第6類・酸化性液体の説明として、正しいものはどれか。

(1)法令所定の試験で酸化力の潜在的な危険性を示す液体
(2)引火点が21℃未満の液体
(3)水と接触して可燃性ガスを発生する固体
(4)加熱分解の激しさを示す固体だけ

正解:(1)法令所定の試験で酸化力の潜在的な危険性を示す液体

第6類は「液体」であり、法令所定の燃焼試験で酸化力の潜在的な危険性を判定します。引火性液体は第4類、自然発火性物質及び禁水性物質は第3類です。

問2

消防法別表第一と危険物政令に掲げられる第6類の品名の組合せはどれか。

(1)過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物など
(2)塩素酸塩類・硝酸塩類・無機過酸化物だけ
(3)黄りん・ナトリウム・炭化カルシウム
(4)有機過酸化物・硝酸エステル類・アゾ化合物

正解:(1)過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物など

過塩素酸、過酸化水素、硝酸は消防法別表第一に、ハロゲン間化合物は危険物政令に掲げられています。混合物や濃度を含む実製品の該当性は、名称だけで決めずSDS第15項などで確認します。

問3

過酸化水素が第6類として扱われる濃度の確認について、適切な説明はどれか。

(1)重量濃度36%以上が法令上の目安で、実製品は濃度とSDS第15項を確認する
(2)濃度に関係なく全製品が必ず第6類である
(3)体積濃度6%以上なら必ず第6類である
(4)容器の色だけで判定できる

正解:(1)重量濃度36%以上が法令上の目安で、実製品は濃度とSDS第15項を確認する

危険物政令では過酸化水素について重量濃度36%以上という基準があります。混合物では成分濃度や性状が製品ごとに異なるため、ラベル、最新版SDS第3項・第15項、必要に応じて所轄消防で確認します。

問4

第6類・酸化性液体の指定数量として、正しいものはどれか。

(1)300kg
(2)10kg
(3)50L
(4)1,000L

正解:(1)300kg

危険物政令別表第三では、第6類の指定数量は300kgです。過酸化水素の濃度基準と、貯蔵・取扱量に用いる指定数量を混同しないようにします。

問5

過酸化水素の分解と取扱いについて、適切な説明はどれか。

(1)水と酸素を生じ、熱や汚染で分解が促進され得るため製品SDSと指定容器に従う
(2)分解して可燃性の水素だけを生じる
(3)金属片を入れて反応速度を確かめる
(4)別容器へ移せば濃度や汚染を確認しやすい

正解:(1)水と酸素を生じ、熱や汚染で分解が促進され得るため製品SDSと指定容器に従う

過酸化水素は分解して水と酸素を生じます。汚染、混触、熱などで分解が促進されるおそれがあるため、実験で確かめず、製品SDS第7項・第10項と供給者指定の容器・温度条件を守ります。

問6

硝酸製品を識別・管理するとき、最も適切な方法はどれか。

(1)製品名・濃度・ラベル・SDSを確認する
(2)液体の色だけで発煙硝酸か濃硝酸かを断定する
(3)においを直接かいで濃度を判定する
(4)金属を入れて反応の有無で確認する

正解:(1)製品名・濃度・ラベル・SDSを確認する

色は溶存成分や製品条件などで変わり得るため、外観だけで濃度や法令分類を断定できません。容器を開けたり反応を試したりせず、ラベルと使用製品のSDSを確認します。

問7

硝酸・過酸化水素などの容器材質を選ぶ考え方として、適切なものはどれか。

(1)濃度・温度・材質グレード・不純物を踏まえ、供給者の適合情報と製品SDSで確認する
(2)硝酸ならすべてのステンレス鋼が使用できる
(3)過酸化水素なら市販の飲料容器でよい
(4)短時間なら材質の適合性は確認不要である

正解:(1)濃度・温度・材質グレード・不純物を踏まえ、供給者の適合情報と製品SDSで確認する

腐食性や分解の進み方は、物質名だけでなく濃度、温度、材質、汚染などで変わります。「ステンレスなら常に安全」「ガラスなら常に安全」と一律化しません。

問8

三ふっ化臭素などのハロゲン間化合物について、適切な安全行動はどれか。

(1)水との激しい反応を想定し、接触実験をせず、製品SDSと施設の緊急計画を事前確認する
(2)少量の水を加えて反応性を確かめる
(3)においで漏えい位置を探す
(4)第6類なので水との反応は考えなくてよい

正解:(1)水との激しい反応を想定し、接触実験をせず、製品SDSと施設の緊急計画を事前確認する

ハロゲン間化合物には水と激しく反応するものがあります。試験学習の知識を実物で確かめず、漏えい・火災時は近づかず、退避、119番通報、施設の専門手順を優先します。

問9

第6類の火災・周辺火災への対応を決める方法として、適切なものはどれか。

(1)物質・濃度・火災規模・周辺物・設備を確認し、製品SDS第5項と施設手順に従う
(2)第6類なら必ず棒状注水だけを使う
(3)第6類なら必ず乾燥砂だけを使う
(4)不燃性なので周辺火災でも対応は不要である

正解:(1)物質・濃度・火災規模・周辺物・設備を確認し、製品SDS第5項と施設手順に従う

公的モデルSDSでも、小規模火災、大規模火災、周辺火災、容器への注水の可否で指示が分かれます。類別だけで消火剤を固定せず、実火災では消防機関の指示を優先します。

問10

第6類製品の保管前チェックとして、最も適切なものはどれか。

(1)濃度・安定剤・禁忌物質・温度・換気・容器・SDS・施設手順を確認する
(2)第6類はすべて同じ方法で密栓する
(3)余った製品を元の容器へ戻す
(4)可燃物の近くにまとめて保管する

正解:(1)濃度・安定剤・禁忌物質・温度・換気・容器・SDS・施設手順を確認する

容器の構造や閉止方法も製品ごとに異なります。自己判断で移し替え、返送、希釈、密栓条件の変更をせず、供給者と施設の手順に従います。

採点後は「法令分類→製品条件→SDS」で復習する

  • 定義:第6類は法令所定の試験で酸化力の危険性を示す液体
  • 品名・数量:品名、濃度基準、指定数量300kgを区別する
  • 製品条件:濃度、安定剤、温度、汚染、容器材質を確認する
  • 消火・保管:類別だけで固定せず、製品SDSと設備・施設手順を確認する

反応・希釈・移し替えを試さない

水や可燃物との反応、金属の腐食、過酸化水素の分解を実物で確かめないでください。漏えい、容器の膨れ、変色、発煙、異臭などの異常時は近づかず、退避・119番通報と施設の緊急手順を優先してください。

採点後の復習順

  1. 第6類の共通性質で定義・品名・指定数量を確認する
  2. 過酸化水素・硝酸・過塩素酸・ハロゲン間化合物を比較する
  3. 乙6 4択練習で性質・消火を復習する
  4. 全6類の性質ミニテストで横断確認する

資格太郎

この記事を書いた人

「危険物取扱者への道」運営者。危険物取扱者試験を独学で学習している受験生です。免状は保有していないため、記載する内容は消防法・危険物の規制に関する政令および規則の条文(e-Gov法令検索)と、消防試験研究センターの公開情報で必ず確認してから公開しています。

運営者情報と、記事を公開するまでの確認手順を見る →

※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

内容の誤りやお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。正確な情報をお届けできるよう、随時修正してまいります。

-ミニテスト