ミニテスト

丙種危険物 法令ミニテスト10問|指定数量・免状・保安講習

丙種の法令10問を四肢択一で確認

このページは、丙種危険物取扱者の取扱範囲、指定数量、製造所等、免状、保安講習、給油取扱所、運搬、設置許可を確認する四肢択一のオリジナル問題です。公式過去問題ではありません。

丙種の「危険物に関する法令」は10問で、実際の試験は四肢択一式です。合格基準は法令だけでなく、燃焼・消火と性質を含む各科目それぞれ60%以上です。このページは法令の弱点確認に使い、最新の受験案内と現行法令も確認してください。

試験と法令の確認先

科目・問題数は消防試験研究センターの試験科目ページ、四肢択一・1時間15分・科目別60%以上の基準は試験方法ページで確認できます。丙種の取扱範囲、免状、保安講習、運搬標識はe-Gov法令検索「危険物の規制に関する規則」を参照してください。

問1

丙種危険物取扱者が取り扱える危険物として、正しいものはどれか。

(1)第4類危険物のすべて
(2)ガソリン・灯油・軽油・重油など第4類の一部
(3)第1類〜第6類のすべて
(4)第4類と第6類

正解:(2)ガソリン・灯油・軽油・重油など第4類の一部

危険物規則第49条により、丙種で取り扱えるのはガソリン、灯油、軽油、第三石油類(重油、潤滑油および引火点130℃以上のものに限る)、第四石油類、動植物油類です。第4類すべてではなく、法令で列挙された範囲に限られます。

問2

ガソリン(第1石油類・非水溶性液体)の指定数量はいくらか。

(1)50 L
(2)100 L
(3)200 L
(4)400 L

正解:(3)200 L

ガソリンは第1石油類の非水溶性液体で、指定数量は200Lです(→「指定数量の解説」)。灯油・軽油は第2石油類の非水溶性液体として1,000L、重油は通常、第3石油類の非水溶性液体として2,000Lを学習上の代表値として整理します。製品の法令分類は組成・引火点・水溶性で確認してください。

問3

ガソリン100 Lと灯油800 Lを同じ場所で貯蔵している場合、指定数量の倍数はいくらか。

(1)0.9
(2)1.0
(3)1.3
(4)4.5

正解:(3)1.3

倍数は品名ごとに「数量÷指定数量」を計算して合算します。ガソリン:100÷200=0.5、灯油:800÷1,000=0.8。合計0.5+0.8=1.3です。これは指定数量以上に当たるため、消防法上は原則として製造所等以外の場所で貯蔵・取り扱えません。製造所等を設置する場合は市町村長等の許可が必要です。

問4

製造所等の区分で、貯蔵所の種類はいくつあるか。

(1)4種類
(2)5種類
(3)7種類
(4)12種類

正解:(3)7種類

危険物施設は大きく分けて「製造所(1)・貯蔵所(7)・取扱所(4)」の3種12施設です。貯蔵所は、屋内・屋外・屋外タンク・屋内タンク・地下タンク・簡易タンク・移動タンクの7種類があります。

問5

丙種危険物取扱者の資格について、正しいものはどれか。

(1)危険物保安監督者に選任されることができる
(2)無資格者が危険物を取り扱う際に立ち会うことができる
(3)甲種や乙種の試験で科目免除を受けることができる
(4)上記のいずれもできない

正解:(4)上記のいずれもできない

丙種免状では危険物保安監督者に選任されず、無資格者の取扱作業に立ち会うこともできません。また、丙種免状による甲種・乙種試験の科目免除はありません。本人が取り扱える危険物も危険物規則第49条の範囲に限られます(→「丙種とは?乙4との違い」)。

問6

危険物取扱者免状の書換えが必要になるのは、次のうちどの場合か。

(1)免状を紛失したとき
(2)本籍地の都道府県が変わったとき
(3)勤務先が変わったとき
(4)保安講習を受けたとき

正解:(2)本籍地の都道府県が変わったとき

免状の「書換え」が必要なのは、氏名または本籍地の都道府県に変更があったときです(→「免状の書換え・再交付」)。紛失は「再交付」の手続きになります。勤務先の変更は免状の書換え対象ではありません。

問7

危険物の取扱作業に継続して従事する危険物取扱者が、前回の講習後に次の講習を受ける期限として正しいものはどれか。

(1)前回の受講日から1年以内
(2)前回の受講日から5年以内
(3)前回の受講日後、最初の4月1日から3年以内
(4)丙種は保安講習の対象外

正解:(3)前回の受講日後、最初の4月1日から3年以内

危険物規則第58条の14第2項により、前回の講習を受けた日以後の最初の4月1日から3年以内に次の講習を受けます。新たに従事する場合は原則1年以内ですが、従事開始日前2年以内に免状交付または講習受講がある場合は別の起算です。丙種でも取扱作業に従事すれば対象になります。

問8

給油取扱所(ガソリンスタンド)について、正しいものはどれか。

(1)固定給油設備を使わず、ポリタンクに移し替えてから給油してもよい
(2)地下専用タンクに容量制限は設けられていない
(3)給油取扱所は建物の2階以上に設置できる
(4)給油空地は不要である

正解:(2)地下専用タンクに容量制限は設けられていない

危険物政令第17条では、固定給油設備に接続する地下の専用タンクそのものに一律の容量上限を置く文言はありません(→「給油取扱所の基準」)。一方、廃油タンク等は1万L以下、地上の簡易タンクは600L以下など別の制限があります。自動車等への給油は固定給油設備で直接行い、給油空地も必要です。

問9

危険物を車両で運搬する場合、指定数量以上のときに車両に掲げる標識の大きさはどれか。

(1)0.2 m四方
(2)0.3 m四方
(3)0.5 m四方
(4)1.0 m四方

正解:(2)0.3 m四方

危険物規則第47条により、指定数量以上を車両で運搬する場合は、0.3m平方の黒地に黄色の反射材等で「危」と表示した標識を、車両の前後の見やすい箇所に掲げます。したがって正解は(2)です。

問10

製造所等を設置する場合に必要な手続きとして、正しいものはどれか。

(1)都道府県知事に届出する
(2)消防長又は消防署長に届出する
(3)市町村長等に許可を受ける
(4)総務大臣に許可を受ける

正解:(3)市町村長等に許可を受ける

消防法第11条により、製造所等を設置し、または位置・構造・設備を変更する場合は、市町村長等の許可が必要です。品名・数量・指定数量の倍数の変更は原則10日前までの届出、用途廃止は遅滞ない届出など、手続ごとに期限も異なります(→「設置許可・完成検査」「届出のすべて」)。

採点後は誤答を5分野に分ける

10問の正解数だけで終えず、誤答した根拠へ戻って確認します。

  • 資格範囲(問1・5) — 丙種が取り扱える品名、立会い、保安監督者、科目免除を分ける
  • 指定数量と施設(問2・3・4) — 品名別の指定数量、倍数の合算、製造所・貯蔵所・取扱所を整理する
  • 免状と講習(問6・7) — 書換え・再交付の違いと、保安講習の対象・起算日を確認する
  • 給油・運搬(問8・9) — 給油取扱所の設備と、運搬標識の寸法・色・掲示位置を確認する
  • 許可と届出(問10) — 設置・設備変更、品名・数量変更、用途廃止を手続と期限で区別する

法令10問の全体像は丙種法令の頻出ポイント、許可・届出の判別は届出と許可のミニテストで見直してください。

次に解く法令テーマ

  1. 指定数量を間違えたら指定数量・倍数計算10問へ進む
  2. 許可・届出を間違えたら届出と許可の判別10問へ進む
  3. 丙種法令を読み直すなら法令10問の頻出ポイントへ戻る
  4. 法令以外は燃焼・消火危険物の性質を確認する

資格太郎

この記事を書いた人

「危険物取扱者への道」運営者。危険物取扱者試験を独学で学習している受験生です。免状は保有していないため、記載する内容は消防法・危険物の規制に関する政令および規則の条文(e-Gov法令検索)と、消防試験研究センターの公開情報で必ず確認してから公開しています。

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