ミニテスト

「丙種・燃焼と消火」ミニテスト10問 — 苦手克服トレーニング

燃焼と消火の基礎、5問で足切りされないために!

丙種試験の「燃焼及び消火に関する基礎知識」はたった5問。しかし3問以上正解しないと不合格です。出題範囲は広くないので、このミニテストで頻出ポイントを確認しておきましょう!

全10問・4択形式です。解答はボタンを押すと表示されます。

問1

燃焼が起こるために必要な3つの要素(燃焼の3要素)の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)可燃物・酸素供給体・点火源
(2)可燃物・水・熱
(3)酸素・窒素・点火源
(4)可燃物・酸素供給体・消火剤

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正解:(1)可燃物・酸素供給体・点火源

燃焼の3要素は「可燃物(燃えるもの)」「酸素供給体(空気など)」「点火源(火花・熱など)」です。この3つが全て揃わないと燃焼は起きません。逆に言えば、どれか1つを取り除けば消火できます(→「燃焼の仕組み」)。

問2

ガソリンや灯油のような引火性液体の燃焼の種類として、正しいものはどれか。

(1)表面燃焼
(2)分解燃焼
(3)蒸発燃焼
(4)自己燃焼

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正解:(3)蒸発燃焼

引火性液体は液体そのものが燃えるのではなく、液面から蒸発した蒸気が空気と混合して燃えます。これを蒸発燃焼といいます。木炭のように表面で直接燃えるのは表面燃焼、木材のように熱分解して可燃性ガスが燃えるのは分解燃焼です。

問3

引火点の説明として、正しいものはどれか。

(1)可燃性液体が自然に発火する温度
(2)可燃性液体の蒸気が点火源なしで燃え始める温度
(3)可燃性液体が蒸気を出し、火を近づけると燃え始める最低の液温
(4)可燃性液体が沸騰する温度

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正解:(3)可燃性液体が蒸気を出し、火を近づけると燃え始める最低の液温

引火点は「火を近づけたとき」に燃え始める最低温度です。点火源なしで自ら燃え出す温度は「発火点」です(→「引火点・発火点の違い」)。ガソリンの引火点は約-40℃と非常に低いため、常温で簡単に引火します。

問4

消火の原理のうち、「窒息消火」の説明として正しいものはどれか。

(1)燃えているものの温度を下げて消す
(2)燃えているものへの酸素の供給を遮断して消す
(3)燃えているものを取り除いて消す
(4)化学反応の連鎖を断って消す

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正解:(2)燃えているものへの酸素の供給を遮断して消す

窒息消火は燃焼の3要素のうち「酸素供給体」を取り除く方法です。泡で覆う、CO2で空気を押し出す、砂で覆うなどが窒息消火にあたります。温度を下げるのは冷却消火、可燃物を取り除くのは除去消火です(→「消火の原理と消火剤」)。

問5

油火災に棒状の水をかけてはいけない理由として、正しいものはどれか。

(1)水が蒸発して水蒸気爆発を起こすから
(2)油が水より軽いため、水の上に油が広がり火災が拡大するから
(3)水をかけると油の温度が上がるから
(4)水と油が化学反応を起こして有毒ガスが発生するから

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正解:(2)油が水より軽いため、水の上に油が広がり火災が拡大するから

第4類危険物(油)は水より軽いものが多いため、水をかけると油が水の上に浮いて広がり、火災が拡大します。これを「溢流(いつりゅう)」といいます。油火災には泡消火剤・CO2・粉末消火剤が有効です(→「第4類の消火方法まとめ」)。

問6

泡消火剤の消火効果として、最も適切なものはどれか。

(1)冷却効果のみ
(2)窒息効果のみ
(3)窒息効果と冷却効果
(4)抑制効果(負触媒効果)のみ

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正解:(3)窒息効果と冷却効果

泡消火剤は燃えている液面を泡で覆って酸素を遮断する(窒息効果)と同時に、泡に含まれる水分で冷やす(冷却効果)の両方の効果があります。油火災に特に有効な消火剤です。

問7

静電気による火災を防止する対策として、適切でないものはどれか。

(1)設備に接地(アース)を行う
(2)室内の湿度を高くする
(3)液体の流速を速くする
(4)帯電しにくい作業服を着用する

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正解:(3)液体の流速を速くする

液体の流速を「速く」すると静電気が発生しやすくなるため、逆効果です。正しくは流速を「抑える」こと。接地(アース)、湿度を高くする(70%以上が望ましい)、帯電しにくい作業服の着用は、いずれも有効な静電気防止対策です(→「静電気と電気の基礎」)。

問8

発火点について、正しいものはどれか。

(1)ガソリンの発火点は灯油の発火点より高い
(2)ガソリンの発火点は灯油の発火点より低い
(3)引火点と発火点は同じものである
(4)発火点が低い物質ほど安全である

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正解:(1)ガソリンの発火点は灯油の発火点より高い

ガソリンの発火点は約300℃、灯油の発火点は約220℃です。意外にも発火点はガソリンのほうが高いのです。引火点(ガソリン約-40℃、灯油40℃以上)とは逆の順番になるため、ひっかけ問題でよく出題されます。

問9

燃焼範囲(爆発範囲)について、正しいものはどれか。

(1)燃焼範囲が広いほど危険性が高い
(2)燃焼範囲が狭いほど危険性が高い
(3)燃焼範囲は液体の温度とは無関係である
(4)燃焼範囲の下限値が高いほど引火しやすい

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正解:(1)燃焼範囲が広いほど危険性が高い

燃焼範囲とは、蒸気が空気と混合して燃焼できる濃度の範囲(下限〜上限)です。この範囲が広いほど、引火・爆発の機会が多くなるため危険性が高くなります。ガソリンの燃焼範囲は約1.4〜7.6 vol%です。

問10

粉末消火剤(ABC消火器)の主な消火効果として、正しいものはどれか。

(1)冷却効果のみ
(2)窒息効果のみ
(3)抑制効果(負触媒効果)と窒息効果
(4)除去効果のみ

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正解:(3)抑制効果(負触媒効果)と窒息効果

粉末消火剤は、燃焼の化学反応の連鎖を断つ「抑制効果(負触媒効果)」と、粉末が燃焼面を覆う「窒息効果」の両方があります。ABC消火器は普通火災・油火災・電気火災すべてに対応できる万能型です。

まとめ

丙種の燃焼・消火は5問しか出ませんが、3要素・消火の4原理・引火点と発火点の違い・静電気対策を押さえれば十分に対応できます。特に「引火点と発火点の逆転」(ガソリンと灯油)は超頻出なので、確実に覚えておきましょう!

もっと演習したい方へ

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