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「第3石油類〜動植物油類の個別性質」ミニテスト10問 — 苦手克服トレーニング

第3石油類・第4石油類・動植物油類は「引火点が高い=安全」ではありません。重油の種類、ヨウ素価と自然発火の関係など、見落としがちなポイントを10問でチェック!

ミニテスト 10問

問1

第3石油類の引火点の範囲として、正しいものはどれですか。

(1)21℃以上70℃未満
(2)70℃以上200℃未満
(3)200℃以上250℃未満
(4)250℃以上

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正解:(2)

第3石油類は引火点70℃以上200℃未満です。代表的な物質は重油・クレオソート油・グリセリンなど。指定数量は非水溶性2,000L、水溶性4,000Lです。

問2

重油の種類について、正しいものはどれですか。

(1)A重油・B重油・C重油の3種類があり、A重油が最も粘度が高い
(2)A重油・B重油・C重油の3種類があり、C重油が最も粘度が高い
(3)重油は1種類のみで、種類の区分はない
(4)軽質重油と重質重油の2種類のみ

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正解:(2)

重油はA重油(1種)・B重油(2種)・C重油(3種)の3種類があり、C重油が最も粘度が高く黒褐色で、加熱しないと流動しにくいです。A重油は引火点60〜70℃程度で最も引火点が低いです。

問3

クレオソート油の性質として、正しいものはどれですか。

(1)無色透明の液体である
(2)水より軽い
(3)黄色〜暗緑色の液体で、特有の刺激臭がある
(4)水によく溶ける

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正解:(3)

クレオソート油は黄色〜暗緑色の液体で特有の刺激臭があります。コールタールを蒸留して得られ、木材の防腐剤に使われます。比重は約1.0〜1.1で水より重く、水に溶けません。第3石油類(非水溶性)です。

問4

グリセリンの分類として、正しいものはどれですか。

(1)アルコール類
(2)第2石油類(水溶性)
(3)第3石油類(水溶性)
(4)第4石油類

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正解:(3)

グリセリン(C₃H₅(OH)₃)の引火点は約160℃で第3石油類。水に溶けるので「水溶性」です。3価アルコール(-OHが3つ)ですが、アルコール類は「1価」が条件なので該当しません。指定数量は4,000Lです。

問5

第4石油類の説明として、正しいものはどれですか。

(1)引火点200℃以上250℃未満の引火性液体
(2)引火点250℃以上の引火性液体
(3)引火点200℃以上の引火性液体すべて
(4)引火点150℃以上200℃未満の引火性液体

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正解:(1)

第4石油類は引火点200℃以上250℃未満の引火性液体です。ギヤー油・シリンダー油などの潤滑油が代表例。指定数量は6,000Lです。引火点250℃以上のものは消防法上の危険物に該当しません。

問6

動植物油類の「ヨウ素価」について、正しいものはどれですか。

(1)ヨウ素価が大きいほど飽和脂肪酸が多く、自然発火しにくい
(2)ヨウ素価が大きいほど不飽和脂肪酸が多く、自然発火しやすい
(3)ヨウ素価は油の酸性度を表す指標である
(4)ヨウ素価はすべての動植物油類で同じ値である

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正解:(2)

ヨウ素価は不飽和度を表す指標で、値が大きいほど不飽和脂肪酸(二重結合)が多く、空気中の酸素と反応しやすいため自然発火の危険性が高くなります。ヨウ素価130以上が「乾性油」、100〜130が「半乾性油」、100未満が「不乾性油」に分類されます。

問7

動植物油類が自然発火する原因として、正しいものはどれですか。

(1)油脂が分解して水素ガスが発生する
(2)不飽和脂肪酸が空気中の酸素と反応して酸化熱が蓄積する
(3)油脂が蒸発して引火する
(4)光が当たると発火する

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正解:(2)

乾性油がしみ込んだ布などは、不飽和脂肪酸の二重結合部分が空気中の酸素と反応(酸化)し、その酸化熱が蓄積して発火温度に達すると自然発火します。天ぷら油を拭いた布の放置が火災原因になるのはこのメカニズムです。

問8

次のうち、「乾性油」に該当するものはどれですか。

(1)オリーブ油
(2)やし油
(3)アマニ油
(4)ひまし油

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正解:(3)

アマニ油(亜麻仁油)はヨウ素価130以上の代表的な乾性油で、自然発火の危険性が高いです。桐油も乾性油。オリーブ油は不乾性油(ヨウ素価100未満)、やし油も不乾性油です。ひまし油は半乾性油です。

問9

動植物油類の指定数量として、正しいものはどれですか。

(1)2,000L
(2)4,000L
(3)6,000L
(4)10,000L

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正解:(4)

動植物油類の指定数量は10,000Lで、第4類の中で最も大きい値です。引火点は高いですが、自然発火の危険性があるため独立した品名として管理されています。指定数量の全体像は指定数量の解説で確認できます。

問10

エチレングリコールの分類として、正しいものはどれですか。

(1)アルコール類
(2)第2石油類(水溶性)
(3)第3石油類(水溶性)
(4)第4石油類

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正解:(3)

エチレングリコール(HOCH₂CH₂OH)は引火点約111℃で第3石油類。水に溶けるので「水溶性」。2価アルコール(-OHが2つ)なので、アルコール類(1価限定)には該当しません。自動車の不凍液(クーラント)に使われます。

まとめ

  • 第3石油類:引火点70〜200℃(重油・クレオソート油・グリセリン・エチレングリコール)
  • 第4石油類:引火点200〜250℃(ギヤー油・シリンダー油等の潤滑油)
  • 動植物油類:ヨウ素価で乾性(130以上)・半乾性(100〜130)・不乾性(100未満)に分類
  • 自然発火:乾性油+ウエス → 酸化熱蓄積 → 発火(アマニ油・桐油が代表)

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