ミニテスト

「水より重い危険物」ミニテスト10問 — 苦手克服トレーニング

第4類危険物の共通性質として「液体で、水より軽いものが多い」と覚えている方は多いと思います。しかし、試験では「水より重い(比重>1)の例外」がピンポイントで出題されます。

ここでは10問のミニテストで、例外となる物質名・比重・石油類の区分をまとめてチェックしましょう。間違えた問題は解説を読んで、すぐに覚え直すのがコツです。

出題のポイント整理

第4類の共通性質

  • すべて液体
  • 蒸気比重はすべて1より大きい(空気より重い)→ 低所に滞留し引火の危険
  • 液比重は水より軽い(<1)ものが多いが、例外あり

水より重い第4類(比重>1)— 7つの例外

  • 二硫化炭素(比重1.26)— 特殊引火物
  • クロロベンゼン(比重1.11)— 第2石油類
  • 酢酸(比重1.05)— 第2石油類・水溶性
  • ニトロベンゼン(比重1.20)— 第3石油類
  • アニリン(比重1.02)— 第3石油類
  • グリセリン(比重1.26)— 第3石油類・水溶性
  • エチレングリコール(比重1.11)— 第3石油類・水溶性

ミニテスト(10問)

問1

第4類危険物の液比重について、正しい記述はどれですか。

(1)第4類危険物はすべて水より軽い
(2)第4類危険物は水より軽いものが多いが、例外もある
(3)第4類危険物はすべて水より重い
(4)第4類危険物の液比重は物質ごとに異なり、規則性はない

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正解:(2)第4類危険物は水より軽いものが多いが、例外もある

第4類危険物の共通性質として「水より軽いものが多い」が正解です。ただし、二硫化炭素・クロロベンゼン・酢酸・ニトロベンゼン・アニリン・グリセリン・エチレングリコールの7つは水より重い例外です。「すべて軽い」とするひっかけに注意しましょう。

問2

次のうち、水より重い(比重>1)特殊引火物はどれですか。

(1)ジエチルエーテル
(2)アセトアルデヒド
(3)二硫化炭素
(4)酸化プロピレン

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正解:(3)二硫化炭素

二硫化炭素は比重1.26で、特殊引火物の中で唯一水より重い物質です。ジエチルエーテル(比重0.71)、アセトアルデヒド(比重0.78)、酸化プロピレン(比重0.83)はいずれも水より軽いです。「特殊引火物で水に沈むのは二硫化炭素だけ」と覚えましょう。「特殊引火物の解説」で各物質の比重を確認できます。

問3

第2石油類のうち、水より重いものの組み合わせとして正しいのはどれですか。

(1)灯油とクロロベンゼン
(2)クロロベンゼンと酢酸
(3)軽油と酢酸
(4)キシレンとクロロベンゼン

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正解:(2)クロロベンゼンと酢酸

第2石油類で水より重いのは、クロロベンゼン(比重1.11)と酢酸(比重1.05・水溶性)の2つです。灯油(比重0.80)、軽油(比重0.85)、キシレン(比重0.86)はいずれも水より軽いです。

問4

第3石油類で水より重い物質として、誤っているものはどれですか。

(1)ニトロベンゼン
(2)アニリン
(3)重油
(4)グリセリン

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正解:(3)重油

重油は比重0.90〜1.00程度で、水より軽い部類に入ります。一方、ニトロベンゼン(比重1.20)、アニリン(比重1.02)、グリセリン(比重1.26)はいずれも水より重いです。「第3石油類=重い」と早とちりしないように注意しましょう。

問5

水より重い第4類危険物のうち、比重が最も大きいものの組み合わせとして正しいのはどれですか。

(1)二硫化炭素とニトロベンゼン
(2)二硫化炭素とグリセリン
(3)グリセリンとエチレングリコール
(4)クロロベンゼンとアニリン

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正解:(2)二硫化炭素とグリセリン

二硫化炭素とグリセリンはどちらも比重1.26で、水より重い第4類の中で最も比重が大きい物質です。数値まで覚えておくと、選択肢を絞り込むときに役立ちます。

問6

第4類危険物の蒸気比重について、正しい記述はどれですか。

(1)蒸気比重が1より小さい物質もある
(2)蒸気比重はすべて1より大きく、蒸気は低所に滞留する
(3)蒸気比重は液比重と同じ値になる
(4)蒸気比重は温度によって1を下回ることがある

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正解:(2)蒸気比重はすべて1より大きく、蒸気は低所に滞留する

第4類危険物の蒸気は、すべて空気より重い(蒸気比重>1)です。蒸気比重は「分子量÷29」で求められます。第4類の物質は分子量が29を超えるため、蒸気は必ず空気より重くなります。この蒸気が低い場所にたまり、離れた火源で引火する危険があります。

問7

エチレングリコールについて、誤っている記述はどれですか。

(1)第3石油類に分類される
(2)水溶性である
(3)比重は1より大きい
(4)水より軽く、水面に浮く

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正解:(4)水より軽く、水面に浮く

エチレングリコールは比重1.11で水より重いため、水に沈みます。第3石油類・水溶性に分類され、自動車の不凍液(クーラント)の原料としても知られています。水溶性なので、火災時には水溶性液体用泡消火剤(耐アルコール泡)を使います。

問8

二硫化炭素の性質として、誤っているものはどれですか。

(1)水より重い(比重1.26)
(2)蒸気比重は約2.6で、空気より重い
(3)特殊引火物に分類される
(4)蒸気は空気より軽く、上方に拡散する

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正解:(4)蒸気は空気より軽く、上方に拡散する

二硫化炭素の蒸気比重は約2.6で、空気より重いです。液比重1.26(水より重い)・蒸気比重2.6(空気より重い)と、どちらも重いのが特徴です。蒸気は低所に滞留するため、離れた火源からの引火に注意が必要です。

問9

次のうち、水に沈む第4類危険物として正しいものはどれですか。

(1)ガソリン
(2)トルエン
(3)酢酸
(4)メタノール

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正解:(3)酢酸

酢酸は比重1.05で水より重く、水に沈みます。ガソリン(比重0.65〜0.75)、トルエン(比重0.87)は水より軽く水面に浮きます。メタノール(比重0.79)は水より軽いうえに水溶性なので、水と混ざり合います。酢酸も水溶性ですが、比重が1を超えるため「水に沈む」性質を持ちます。「第3石油類の解説」でグリセリンやニトロベンゼンの比重も確認しましょう。

問10

危険物の比重と水の関係について、正しい記述はどれですか。

(1)第1類(酸化性固体)はほとんどが水より軽い
(2)第4類(引火性液体)はすべて水より軽い
(3)第6類(酸化性液体)はすべて水より重い
(4)第6類(酸化性液体)には水より軽いものもある

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正解:(3)第6類(酸化性液体)はすべて水より重い

第6類危険物(過酸化水素、硝酸など)はすべて水より重いです。第1類(酸化性固体)もほとんどが水より重いので(1)は誤り。第4類は「水より軽いものが多い」ですが例外があるので(2)も誤りです。類ごとの比重の傾向を整理しておくと、試験で迷わなくなります。

まとめ — 暗記のコツ

水より重い第4類 — 語呂合わせ

(二硫化炭素)(クロロベンゼン)(酢酸)(ニトロベンゼン)(アニリン)(グリセリン)(エチレングリコール)」

→ 「にくさにあぐえ」=「肉さに飽ぐえ(肉ばかりでもう飽きた)」とイメージすると覚えやすいです。

他の類の比重もチェック

  • 第1類(酸化性固体): ほとんど水より重い
  • 第6類(酸化性液体): すべて水より重い

間違えた問題があった方は、もう一度トライしてみてください。繰り返し解くことで、試験本番でも迷わず正解できるようになります。

水より重い物質の暗記を一気に片づけるなら「数値暗記まとめ!語呂合わせ&覚え方」もおすすめです。

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