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「運搬・移送・貯蔵の基準」ミニテスト10問 — 苦手克服トレーニング

危険物取扱者試験で頻出の「運搬・移送・貯蔵の基準」を10問のミニテストで総チェックしましょう。運搬と移送の違い、混載禁止の組み合わせ、移動タンク貯蔵所の構造基準など、受験生がつまずきやすいポイントを集中的に出題しています。

各問題の下にある「解答を見る」ボタンをクリックすると、正解と解説が表示されます。全問正解を目指してチャレンジしてみてください。

ミニテスト 10問

問1

危険物を車両で運搬する場合の記述として、正しいものはどれか。

(1)運搬には必ず危険物取扱者が同乗しなければならない
(2)指定数量以上の危険物を運搬する車両には「危」の標識を掲げる
(3)運搬容器の材質や構造に関する基準は特に定められていない
(4)危険物はどのような容器でも密封すれば運搬できる

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正解:(2)指定数量以上の危険物を運搬する車両には「危」の標識を掲げる

指定数量以上の危険物を車両で運搬するときは、車両の前後の見やすい場所に0.3m四方の「危」の標識を掲げなければなりません。(1)は誤りで、運搬の場合は危険物取扱者の同乗は義務ではありません(移送と混同しないよう注意)。(3)(4)は誤りで、運搬容器には材質・構造・最大容量などの基準が定められています。

問2

「運搬」と「移送」の違いについて、正しいものはどれか。

(1)運搬は移動タンク貯蔵所で危険物を運ぶことをいう
(2)移送は容器に入れた危険物をトラックで運ぶことをいう
(3)移送は移動タンク貯蔵所で危険物を運ぶことをいい、危険物取扱者の乗車が必要である
(4)運搬も移送も、危険物取扱者の乗車が義務づけられている

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正解:(3)移送は移動タンク貯蔵所で危険物を運ぶことをいい、危険物取扱者の乗車が必要である

「運搬」は容器に入れた危険物を車両等で運ぶこと、「移送」は移動タンク貯蔵所(タンクローリー)で危険物を運ぶことです。移送の場合は危険物取扱者の乗車が義務づけられていますが、運搬の場合はその義務はありません。試験では両者の区別がよく問われるので、しっかり押さえておきましょう。「移送の基準」の記事で詳しく解説しています。

問3

危険物の運搬における混載について、正しいものはどれか。

(1)第1類と第6類の危険物は混載できる
(2)第1類と第2類の危険物は混載できる
(3)第2類と第5類の危険物は混載できる
(4)第3類と第4類の危険物は混載できる

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正解:(1)第1類と第6類の危険物は混載できる

第1類(酸化性固体)と第6類(酸化性液体)はどちらも酸化性の危険物であり、性質が近いことから混載が認められています。一方、(2)第1類(酸化性)と第2類(可燃性固体)、(3)第2類(可燃性固体)と第5類(自己反応性)、(4)第3類(自然発火性・禁水性)と第4類(引火性液体)はそれぞれ混載禁止です。酸化性物質と可燃性物質の組み合わせは特に危険なので混載できません。

問4

移動タンク貯蔵所の構造基準について、正しいものはどれか。

(1)タンクの容量は最大50,000Lまでである
(2)タンクの容量は最大30,000L以下で、間仕切りにより4,000L以下に区切る
(3)タンクの容量に制限はないが、間仕切りで10,000L以下に区切る
(4)タンクの容量は最大30,000L以下で、間仕切りは不要である

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正解:(2)タンクの容量は最大30,000L以下で、間仕切りにより4,000L以下に区切る

移動タンク貯蔵所のタンク容量は30,000L以下と定められており、さらに内部を4,000L以下に間仕切りで区切る必要があります。間仕切りは、走行中の液体の揺れ(スロッシング)を抑え、車両の安定性を確保するために設けられます。「30,000L以下」「4,000L以下」の数値はセットで暗記しておきましょう。「移動タンク貯蔵所の基準」でさらに詳しく解説しています。

問5

移動タンク貯蔵所に常備しなければならない書類として、正しいものの組み合わせはどれか。

(1)完成検査済証・定期点検記録・譲渡引渡届出書
(2)完成検査済証・危険物取扱者免状の写し・保安検査記録
(3)設置許可証・定期点検記録・危険物保安監督者の選任届
(4)設置許可証・完成検査済証・保険証書

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正解:(1)完成検査済証・定期点検記録・譲渡引渡届出書

移動タンク貯蔵所には、完成検査済証・定期点検記録・譲渡引渡届出書(譲渡や引渡しがあった場合)を常備する必要があります。移動タンク貯蔵所は移動して使われるため、その場で書類を確認できるよう常備が求められています。この3点セットはよく出題されるので確実に覚えましょう。

問6

危険物の貯蔵について、正しいものはどれか。

(1)類の異なる危険物でも、同一の貯蔵所で自由に貯蔵できる
(2)許可された品名以外の危険物でも、同じ類であれば貯蔵できる
(3)類の異なる危険物の同時貯蔵は原則として禁止されている
(4)指定数量の倍数を超えて貯蔵しても、届出をすれば問題ない

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正解:(3)類の異なる危険物の同時貯蔵は原則として禁止されている

危険物の貯蔵では、原則として類の異なる危険物を同一の貯蔵所で同時に貯蔵することは禁止されています。また、許可された品名・数量以外の危険物を貯蔵することもできません。(4)のように届出で済む話ではなく、変更許可が必要です。異なる類の混合は火災や爆発のリスクを高めるため、厳しく制限されています。

問7

移動タンク貯蔵所による移送について、誤っているものはどれか。

(1)移送する際は、危険物取扱者が乗車しなければならない
(2)移送開始前に、移動タンク貯蔵所の底弁やマンホールの点検を行う
(3)長距離の移送であっても、運転者1人だけで移送できる
(4)移送中に災害が発生した場合は、応急措置を講じるとともに消防機関等に通報する

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正解:(3)長距離の移送であっても、運転者1人だけで移送できる

これは誤りです。連続運転時間が4時間を超える場合や、1日の運転時間が9時間を超える場合は、運転者2人以上で移送しなければなりません。長距離の移送では交代要員が必要になるということです。(1)(2)(4)はいずれも正しい記述です。

問8

移動タンク貯蔵所に設けなければならない設備として、正しいものはどれか。

(1)自動消火装置
(2)接地導線(アース)
(3)防爆型の照明設備
(4)自動温度制御装置

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正解:(2)接地導線(アース)

移動タンク貯蔵所には、静電気による火災を防止するため、接地導線(アース線)を設けなければなりません。引火性液体を積み降ろしする際に静電気が発生しやすいため、タンク車両を大地に接続して静電気を逃がす仕組みが必要です。ガソリンスタンドでタンクローリーがアース線をつないでいる光景を思い浮かべると覚えやすいですね。「静電気と電気の基礎」も確認しておきましょう。

問9

指定数量以上の危険物を車両で運搬する際に、車両に備えなければならないものとして、誤っているものはどれか。

(1)消火設備
(2)「危」の標識
(3)危険物取扱者免状
(4)品名・数量等を表示した書類

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正解:(3)危険物取扱者免状

運搬の場合、危険物取扱者の同乗は義務づけられていないため、免状を車両に備える必要はありません。指定数量以上の運搬では、「危」の標識、消火設備の設置、品名・数量等の表示などが求められますが、免状の携帯は移送(タンクローリー)の場合に必要となるものです。運搬と移送の違いをしっかり区別しましょう。

問10

危険物の運搬容器について、正しいものはどれか。

(1)運搬容器の外部には、危険物の品名・数量・注意事項を表示する
(2)運搬容器は、危険物が漏れなければどのような材質でもよい
(3)運搬容器の収納率は、すべての危険物で容器の98%以上とする
(4)運搬容器に収納した危険物が温度変化で膨張しても、空間を設ける必要はない

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正解:(1)運搬容器の外部には、危険物の品名・数量・注意事項を表示する

運搬容器の外部には、危険物の品名、数量、注意事項(「火気厳禁」「禁水」など)を表示しなければなりません。(2)は誤りで、容器の材質は危険物と反応しないものでなければなりません。(3)は誤りで、液体の危険物は容器内容積の98%以下、かつ55℃で漏れない十分な空間を確保します。(4)も誤りで、温度変化による膨張に備えて空間を設ける必要があります。

まとめ

お疲れさまでした!何問正解できましたか?ここでポイントを振り返っておきましょう。

  • 運搬と移送の違い:運搬は容器に入れて車両で運ぶこと(取扱者の同乗不要)、移送はタンクローリーで運ぶこと(取扱者の乗車必須)
  • 混載のルール:第1類と第6類は混載OK(どちらも酸化性)。酸化性と可燃性の組み合わせは禁止
  • 移動タンクの数値:容量30,000L以下、間仕切り4,000L以下
  • 常備書類:完成検査済証・定期点検記録・譲渡引渡届出書の3点セット
  • 接地導線:静電気防止のために必須

間違えた問題はもう一度解説を読み直して、確実に覚えていきましょう。本番では「運搬」と「移送」を入れ替えたひっかけ問題がよく出るので、両者の区別を徹底することが合格のカギです。移動タンクの数値を一気に整理するなら「数値暗記まとめ!語呂合わせ&覚え方」もおすすめです。

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