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「アルコール類・第2石油類の個別性質」ミニテスト10問 — 苦手克服トレーニング

アルコール類と第2石油類は試験で「引っかけ問題」が多い分類です。メタノールとエタノールの違い、灯油と軽油の比較、酢酸の凝固——10問で盲点をチェック!

ミニテスト 10問

問1

危険物の「アルコール類」に該当する条件として、正しいものはどれですか。

(1)ヒドロキシ基(-OH)をもつ化合物すべて
(2)炭素数1〜3の飽和1価アルコールで、含有量60%以上のもの
(3)炭素数に関係なく、水に溶けるアルコールすべて
(4)引火点が21℃未満のアルコールすべて

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正解:(2)

危険物のアルコール類は「炭素数1〜3の飽和1価アルコール」で「含有量が60%以上」のものです。メタノール(C1)・エタノール(C2)・n-プロパノール/イソプロパノール(C3)が該当します。炭素数4以上のブタノールなどは石油類に分類されます。

問2

メタノール(CH₃OH)の性質として、誤っているものはどれですか。

(1)無色透明の液体で、特有のにおいがある
(2)水に任意の割合で溶ける
(3)飲用しても安全なアルコールである
(4)燃焼すると淡い青白い炎で燃える

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正解:(3)

メタノールは有毒で、飲用すると失明や死亡の危険があります。「メチルアルコール中毒」として知られています。エタノール(飲用アルコール)と混同しないよう注意が必要です。炎が淡い青白色で見えにくいのもメタノールの特徴です。

問3

エタノール(C₂H₅OH)の引火点として、最も近いものはどれですか。

(1)約-20℃
(2)約13℃
(3)約40℃
(4)約65℃

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正解:(2)

エタノールの引火点は約13℃です。指定数量は400L。引火点だけ見れば第1石油類の範囲(21℃未満)ですが、炭素数2の飽和1価アルコールなのでアルコール類に分類されます。引火点の基本は引火点・発火点・燃焼範囲の解説も参考になります。

問4

灯油の性質として、正しいものはどれですか。

(1)引火点は約-40℃で常温でも容易に引火する
(2)引火点は約40℃で、第2石油類(非水溶性)に分類される
(3)水に溶けやすい
(4)無色無臭の液体である

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正解:(2)

灯油の引火点は約40℃で第2石油類(非水溶性)。指定数量は1,000L。常温では引火しにくいですが、加熱されると危険です。(1)は引火点がガソリンと混同。灯油は無色〜淡黄色で特有のにおいがあり、水に溶けません。

問5

灯油と軽油の違いについて、正しいものはどれですか。

(1)灯油の引火点は軽油より高い
(2)軽油の引火点は約45℃以上で、灯油より高い
(3)灯油と軽油は同じ分類(第2石油類)だが、灯油は水溶性である
(4)軽油は淡黄色だが、灯油は濃い褐色である

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正解:(2)

灯油の引火点は約40℃、軽油の引火点は約45℃以上で、軽油のほうがやや高いです。どちらも第2石油類(非水溶性)で指定数量は1,000L。灯油は無色〜淡黄色、軽油も淡黄色〜淡褐色で、どちらも水に溶けません。

問6

n-ブタノール(C₄H₉OH)の分類として、正しいものはどれですか。

(1)アルコール類
(2)第1石油類(水溶性)
(3)第2石油類(非水溶性)
(4)第3石油類(水溶性)

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正解:(3)

n-ブタノールは炭素数4なので、アルコール類(炭素数1〜3限定)には該当しません。引火点は約29℃で第2石油類の範囲(21℃以上70℃未満)、水にわずかしか溶けないので「非水溶性」。これは試験の定番引っかけ問題です。

問7

酢酸(氷酢酸)の性質として、誤っているものはどれですか。

(1)引火点は約39℃で第2石油類(水溶性)に分類される
(2)水に溶ける
(3)純粋なものは約17℃で凝固する
(4)蒸気は空気より軽い

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正解:(4)

酢酸の蒸気比重は約2.1で空気より重いです。(1)(2)(3)は正しく、純粋な酢酸(氷酢酸)は冬季に約17℃で凝固するため「氷酢酸」と呼ばれます。指定数量は水溶性の第2石油類なので2,000Lです。

問8

スチレン(C₆H₅CH=CH₂)の性質として、正しいものはどれですか。

(1)第1石油類(水溶性)に分類される
(2)加熱や光で重合しやすい
(3)水によく溶ける
(4)蒸気は空気より軽い

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正解:(2)

スチレンは加熱・光・過酸化物により重合しやすく、重合すると発熱して危険です。引火点は約31℃で第2石油類(非水溶性)。水に溶けず、蒸気比重は約3.6で空気より重いです。ポリスチレンの原料として知られます。重合など有機化合物の反応は有機化合物の基礎の解説もあわせてどうぞ。

問9

アルコール類の指定数量として、正しいものはどれですか。

(1)200L
(2)400L
(3)1,000L
(4)2,000L

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正解:(2)

アルコール類の指定数量は400Lです。第1石油類(水溶性)と同じ数量です。メタノール・エタノール・n-プロパノール・イソプロパノールが該当します。

問10

キシレンの分類として、正しいものはどれですか。

(1)特殊引火物
(2)第1石油類(非水溶性)
(3)第2石油類(非水溶性)
(4)第3石油類(非水溶性)

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正解:(2)

キシレン(C₆H₄(CH₃)₂)の引火点は約33℃で…と思いきや、実際にはキシレンには異性体(o-, m-, p-)があり引火点は約27〜33℃の範囲です。いずれも21℃以上なので第2石油類と思えますが、実はキシレンは第1石油類(非水溶性)に分類されます(引火点の低い異性体を基準)。試験では引っかけやすいポイントです。

まとめ

  • アルコール類:C1〜C3の飽和1価アルコール(60%以上)/ 指定数量400L
  • メタノール:有毒(失明・死亡)/ 炎が見えにくい / エタノール:引火点13℃
  • 灯油:引火点40℃ / 軽油:引火点45℃以上(どちらも第2石油類・非水溶性)
  • 酢酸:水溶性・凝固点17℃(氷酢酸)/ スチレン:重合注意

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