ミニテスト

危険物第1〜6類の性質ミニテスト10問|状態・分類・確認手順

全6類は「法令上の性状」と「製品別対応」を分けて覚える

このページは、危険物第1〜6類の違いを横断確認する4択のオリジナル問題10問です。公式過去問題の転載ではありません。

類別は、固体・液体という状態と、酸化性、可燃性、自然発火性・禁水性、引火性、自己反応性などの法令上の性状を整理する軸です。消火剤、容器、混触危険、密度、水溶性まで類別だけで一律には決まりません。

法令上の6分類を確認する資料

定義と品名はe-Gov法令検索の消防法 別表第一、性状区分・指定数量は危険物の規制に関する政令、6分類の概要は総務省消防庁「危険物とは?」を参照しています。

消防庁の確認試験の案内が示すとおり、同じ名称でも化合物、濃度、混合物の組成などで性状が変わり得ます。実務では使用製品の最新版SDSと所轄消防の案内を確認してください。

ミニテスト10問

問1

消防法別表第一の第1〜6類の組合せとして、正しいものはどれか。

(1)第1類=酸化性固体、第2類=可燃性固体、第3類=自然発火性物質及び禁水性物質、第4類=引火性液体、第5類=自己反応性物質、第6類=酸化性液体
(2)第1類=引火性液体、第2類=酸化性液体、第3類=可燃性固体、第4類=酸化性固体、第5類=禁水性気体、第6類=自己反応性固体
(3)第1〜3類は気体、第4〜6類は液体
(4)第1〜6類は引火点の順だけで分類する

正解:(1)第1類=酸化性固体、第2類=可燃性固体、第3類=自然発火性物質及び禁水性物質、第4類=引火性液体、第5類=自己反応性物質、第6類=酸化性液体

6分類は物質の状態と法令上の性状を組み合わせた区分です。第3類と第5類は固体または液体、第4類と第6類は液体です。

問2

消防法別表第一の危険物を、固体・液体で整理した組合せとして正しいものはどれか。

(1)第1・2類は固体、第3・5類は固体または液体、第4・6類は液体
(2)第1・2類は液体、第3・5類は気体、第4・6類は固体
(3)全6類に気体が含まれる
(4)全6類が固体だけである

正解:(1)第1・2類は固体、第3・5類は固体または液体、第4・6類は液体

消防法別表第一の危険物は固体または液体です。気体はこの6分類には含まれませんが、状態・圧力・用途などにより他の法令が関係する場合があります。

問3

第3類・自然発火性物質及び禁水性物質の理解として、正しいものはどれか。

(1)自然発火性または禁水性を示すものがあり、全品名が必ず両方を示すとは限らない
(2)全品名が必ず空気中で直ちに発火し、水とも爆発する
(3)すべて引火点を持つ液体である
(4)すべて水中に保管する

正解:(1)自然発火性または禁水性を示すものがあり、全品名が必ず両方を示すとは限らない

消防法の定義は自然発火性と禁水性を「又は」でつないでいます。物質ごとにどちらの性状を示すか、両方かを確認します。保護液や保管方法も品名・製品別です。

問4

第5類・自己反応性物質について、正しい説明はどれか。

(1)法令所定の熱分析試験または圧力容器試験で性状を判定し、分子内酸素だけでは分類できない
(2)すべての物質が分子内に酸素を持つ
(3)すべて水と接触して可燃性ガスを発生する
(4)すべて不燃性の液体である

正解:(1)法令所定の熱分析試験または圧力容器試験で性状を判定し、分子内酸素だけでは分類できない

第5類には酸素を含まないアゾ化合物や金属のアジ化物もあります。「分子内に酸素があるから第5類」と一律に覚えると誤りです。

問5

酸化性と可燃性の関係について、適切な説明はどれか。

(1)第1・6類は一般に自らは燃焼しないが他の可燃物の燃焼を促進し得る
(2)第1〜6類はすべて自ら同じように燃える
(3)第2・4類の全物質を、あらゆる反応で還元剤と断定できる
(4)酸化性固体と酸化性液体は状態も指定数量も同じである

正解:(1)第1・6類は一般に自らは燃焼しないが他の可燃物の燃焼を促進し得る

第1類は酸化性固体、第6類は酸化性液体です。一方、第2類や第4類を化学反応上の「還元剤」と全物質・全条件で一律に表現することはできません。

問6

異なる危険物を同じ場所で扱うときの混触確認として、最も適切な方法はどれか。

(1)物質名・濃度・組成・SDS第10項・法令上の混載基準・施設手順を確認する
(2)類番号の合計が偶数なら混ぜてよい
(3)第1類と第2類なら必ず同じ反応をする
(4)少量を混ぜて発熱の有無を確認する

正解:(1)物質名・濃度・組成・SDS第10項・法令上の混載基準・施設手順を確認する

化学的な混触危険と、運搬時の法令上の混載基準は別の確認事項です。類番号だけで化学反応を断定せず、実物を混ぜる確認も行いません。

問7

気体のプロパンや水素について、消防法別表第一との関係を示す説明はどれか。

(1)気体の状態では別表第一の第1〜6類には含まれず、他法令の適用は状態・圧力・用途などを別に確認する
(2)気体はすべて第4類である
(3)気体はすべて第6類である
(4)別表第一にないため、どの法令も関係しない

正解:(1)気体の状態では別表第一の第1〜6類には含まれず、他法令の適用は状態・圧力・用途などを別に確認する

消防法別表第一は固体または液体を対象にします。ただし、6分類に入らないことと、法規制や危険性がないことは同じではありません。

問8

密度・水溶性と危険物の類別について、正しい説明はどれか。

(1)密度や水溶性は重要な物性だが、それだけで第1〜6類は決まらない
(2)水より重い液体はすべて第6類である
(3)水に溶ける液体はすべて第4類である
(4)同じ品名なら濃度や温度に関係なく密度は一定である

正解:(1)密度や水溶性は重要な物性だが、それだけで第1〜6類は決まらない

類別は消防法別表第一の品名と法令上の性状で判断します。密度、水溶性、引火点などの数値は、測定条件や製品組成を含めてSDS第9項で確認します。

問9

危険物の消火方法を決める考え方として、最も適切なものはどれか。

(1)物質・製品形態・火災規模・周辺物・SDS第5項・設備表示・施設手順を確認する
(2)類番号だけで消火剤を一つに固定する
(3)第5類ならすべて窒息消火が無効である
(4)第3類ならすべて乾燥砂だけで消火する

正解:(1)物質・製品形態・火災規模・周辺物・SDS第5項・設備表示・施設手順を確認する

同じ類でも物質や製品形態により適切な消火剤と禁止事項が異なります。実火災では安全確保・避難・119番通報を優先し、消防機関の指示に従います。

問10

未知の危険物製品を確認する順序として、最も適切なものはどれか。

(1)ラベルと法令分類→物質名・濃度・組成→SDS第5・7・10・15項→設備と施設手順
(2)色とにおい→少量を加熱→水へ投入→類別を推測
(3)類番号だけ確認して容器と消火剤を決める
(4)密度だけ測って法令分類を決める

正解:(1)ラベルと法令分類→物質名・濃度・組成→SDS第5・7・10・15項→設備と施設手順

SDSでは第5項が火災時措置、第7項が取扱い・保管、第10項が安定性・反応性、第15項が適用法令です。最新版か、実際の製品・濃度に対応するかも確認します。

全6類は4段階で横断整理する

  1. 状態:固体、液体、または固体・液体の両方か
  2. 法令上の性状:酸化性、可燃性、自然発火性・禁水性、引火性、自己反応性
  3. 製品条件:物質名、濃度、組成、粒度、安定剤、温度
  4. 対応:SDS、設備表示、施設手順、所轄消防の案内

性状を実物で確かめない

加熱、点火、混合、水への投入、においの確認、別容器への移し替えで性状を判別しないでください。漏えい・火災・異常時は近づかず、退避・119番通報と施設の緊急手順を優先してください。

採点後の復習順

  1. 消防法上の危険物と第1〜6類で定義を確認する
  2. 危険物第1〜6類の横断比較で状態と性状を整理する
  3. 混合危険と混載可否の違いを確認する
  4. 危険物の消火方法を製品別に確認する

資格太郎

この記事を書いた人

「危険物取扱者への道」運営者。危険物取扱者試験を独学で学習している受験生です。免状は保有していないため、記載する内容は消防法・危険物の規制に関する政令および規則の条文(e-Gov法令検索)と、消防試験研究センターの公開情報で必ず確認してから公開しています。

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