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「引火点・発火点・燃焼範囲」ミニテスト10問 — 苦手克服トレーニング

引火点・発火点・燃焼範囲の数値は、危険物取扱者試験で繰り返し問われる最重要テーマのひとつです。「なんとなく覚えたつもり」では本番で迷ってしまいがち。このミニテスト10問で、あいまいな記憶をしっかり固めていきましょう!

全問4択です。解答ボタンを押すと正解と解説が表示されます。間違えた問題は、解説を読んでからもう一度チャレンジしてみてください。

ミニテスト10問|引火点・発火点・燃焼範囲

問1

第4類危険物のうち、発火点が最も低い物質はどれですか。

(1)ジエチルエーテル
(2)二硫化炭素
(3)ガソリン
(4)アセトアルデヒド

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正解:(2)二硫化炭素

二硫化炭素の発火点は90℃で、第4類危険物の中で最も低い値です。点火源がなくても90℃で自然に発火するため、夏場の高温環境では特に注意が必要です。ジエチルエーテルは160℃、アセトアルデヒドは175℃、ガソリンは約300℃です。「特殊引火物の解説」で二硫化炭素の詳しい性質を確認できます。

問2

ガソリンの燃焼範囲として正しいものはどれですか。

(1)1.3〜50vol%
(2)1.4〜7.6vol%
(3)1.9〜36vol%
(4)2.5〜80vol%

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正解:(2)1.4〜7.6vol%

ガソリンの燃焼範囲は1.4〜7.6vol%です。選択肢(1)は二硫化炭素(1.3〜50vol%)、(3)はジエチルエーテル(1.9〜36vol%)の値です。ガソリンは燃焼範囲が比較的狭いですが、引火点が-40℃以下と非常に低いため危険度は高いです。

問3

引火点の説明として正しいものはどれですか。

(1)可燃性液体が点火源なしで自ら発火する最低温度
(2)可燃性液体が点火源により引火するのに十分な蒸気を液面上に発する最低温度
(3)可燃性液体の蒸気濃度が燃焼範囲の上限を超える温度
(4)可燃性液体が沸騰を始める温度

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正解:(2)可燃性液体が点火源により引火するのに十分な蒸気を液面上に発する最低温度

引火点とは、可燃性液体が点火源によって引火するのに十分な濃度の蒸気を発する最低温度のことです。選択肢(1)は「発火点」の説明です。引火点と発火点の違いは「点火源が必要かどうか」がポイント。引火点=火を近づけたら燃える温度、発火点=火を近づけなくても勝手に燃える温度、と区別しましょう。「引火点・発火点・燃焼範囲の違い」の記事で詳しく解説しています。

問4

次のうち、引火点が最も低い物質はどれですか。

(1)アセトン(-20℃)
(2)ジエチルエーテル(-45℃)
(3)メタノール(11℃)
(4)トルエン(4℃)

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正解:(2)ジエチルエーテル(-45℃)

ジエチルエーテルの引火点は-45℃で、選択肢の中で最も低い値です。引火点が低いほど常温でも十分な蒸気を発しやすく、引火の危険性が高いことを意味します。特殊引火物に分類されるジエチルエーテルと二硫化炭素は、引火点がとても低い代表的な物質です。

問5

ジエチルエーテルの燃焼範囲として正しいものはどれですか。

(1)1.3〜50vol%
(2)1.4〜7.6vol%
(3)1.9〜36vol%
(4)2.6〜12.8vol%

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正解:(3)1.9〜36vol%

ジエチルエーテルの燃焼範囲は1.9〜36vol%です。燃焼範囲が広いということは、少しの蒸気漏れでも燃焼可能な混合気を作りやすいということです。ただし、二硫化炭素(1.3〜50vol%)はさらに広い燃焼範囲を持ちます。

問6

灯油の引火点として正しいものはどれですか。

(1)-20℃
(2)4℃
(3)40℃以上
(4)100℃以上

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正解:(3)40℃以上

灯油の引火点は40℃以上です。灯油は第2石油類に分類され、常温では引火しにくいですが、加熱された状態では引火の危険があります。ちなみに発火点は220℃です。ガソリン(引火点-40℃以下)と比べると安全性が高いため、家庭用暖房に使われています。「第2石油類の解説」で灯油・軽油の性質を復習できます。

問7

アセトンの発火点として正しいものはどれですか。

(1)90℃
(2)175℃
(3)300℃
(4)465℃

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正解:(4)465℃

アセトンの発火点は465℃です。アセトンは引火点が-20℃と低い(=引火しやすい)一方で、発火点は465℃と高めです。引火点と発火点は必ずしも連動しない点に注意しましょう。選択肢(1)は二硫化炭素、(2)はアセトアルデヒド、(3)はガソリンの発火点です。

問8

次の記述のうち、誤っているものはどれですか。

(1)引火点が低い物質ほど引火の危険性が高い
(2)燃焼範囲が広い物質ほど危険性が高い
(3)二硫化炭素は引火点も発火点も第4類危険物で最低である
(4)発火点とは点火源なしで自ら発火する最低温度である

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正解:(3)二硫化炭素は引火点も発火点も第4類危険物で最低である

二硫化炭素の発火点90℃は第4類で最低ですが、引火点は-30℃以下で最低ではありません。引火点が最も低いのはジエチルエーテル(-45℃)です。「発火点が最低=二硫化炭素」「引火点が最低=ジエチルエーテル」とセットで覚えましょう。

問9

エタノールの引火点と発火点の組み合わせとして正しいものはどれですか。

(1)引火点11℃・発火点385℃
(2)引火点13℃・発火点363℃
(3)引火点13℃・発火点385℃
(4)引火点11℃・発火点363℃

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正解:(2)引火点13℃・発火点363℃

エタノールの引火点は13℃、発火点は363℃です。メタノールとの区別がよく出題されます。メタノールは引火点11℃・発火点385℃です。「エタノールの方が引火点は2℃高いが、発火点は22℃低い」と比較で覚えると確実です。「アルコール類の解説」もあわせて確認しましょう。

問10

次の物質を引火点が低い順に正しく並べたものはどれですか。

(1)ガソリン → ジエチルエーテル → アセトン → メタノール
(2)ジエチルエーテル → ガソリン → アセトアルデヒド → 二硫化炭素
(3)ジエチルエーテル → ガソリン → 二硫化炭素 → アセトン
(4)二硫化炭素 → アセトアルデヒド → ジエチルエーテル → ガソリン

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正解:(3)ジエチルエーテル → ガソリン → 二硫化炭素 → アセトン

引火点が低い順に並べると、ジエチルエーテル(-45℃)→ ガソリン(-40℃以下)→ アセトアルデヒド(-39℃)→ 二硫化炭素(-30℃以下)→ アセトン(-20℃)です。選択肢(3)はこの順序に合致しています。特殊引火物(ジエチルエーテル、二硫化炭素、アセトアルデヒド)の引火点の順番は頻出なので、確実に覚えておきましょう。

まとめ|よく出る数値の整理

最後に、試験で特に狙われるポイントを整理しておきます。

物質 引火点 発火点
ジエチルエーテル -45℃ 160℃
二硫化炭素 -30℃以下 90℃(最低)
アセトアルデヒド -39℃ 175℃
ガソリン -40℃以下 約300℃
アセトン -20℃ 465℃
メタノール 11℃ 385℃
エタノール 13℃ 363℃
灯油 40℃以上 220℃

燃焼範囲もチェック:ガソリン 1.4〜7.6vol% / ジエチルエーテル 1.9〜36vol% / 二硫化炭素 1.3〜50vol%(最も広い)

覚えておきたい3つのポイント:

  • 発火点が最低 → 二硫化炭素(90℃)
  • 燃焼範囲が最も広い → 二硫化炭素(1.3〜50vol%)
  • 引火点と発火点は連動しない → アセトンは引火点-20℃(低い)だが発火点465℃(高い)

数値問題は暗記がものを言います。この10問を繰り返し解いて、本番で確実に得点できるようにしていきましょう!数値を一気に整理するなら「数値暗記まとめ!語呂合わせ&覚え方」もおすすめです。

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