ミニテスト

「水溶性 vs 非水溶性の判別」ミニテスト10問 — 苦手克服トレーニング

第4類危険物の水溶性・非水溶性の区別は、試験で繰り返し狙われるテーマです。指定数量や消火方法に直結するので、ここを曖昧にしたまま本番に臨むのは危険です。

このミニテストでは、よく出る物質の水溶性判定・指定数量・消火方法をまとめて10問に凝縮しました。1問ずつ解答を確認しながら進められるので、スキマ時間の総仕上げにぴったりです。

ミニテスト 10問

問1

次のうち、水溶性の第1石油類はどれか。

(1)ガソリン
(2)ベンゼン
(3)アセトン
(4)トルエン

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正解:(3)アセトン

第1石油類で水溶性なのはアセトンとピリジンです。ガソリン・ベンゼン・トルエンはいずれも非水溶性です。水溶性の第1石油類の指定数量は400Lで、非水溶性(200L)の2倍になります。「第1石油類の解説」で各物質の性質を復習できます。

問2

ジエチルエーテルの水溶性について、正しい記述はどれか。

(1)水に任意の割合で溶ける
(2)水にわずかに溶ける(非水溶性扱い)
(3)水にまったく溶けない
(4)温度によって水溶性が大きく変わる

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正解:(2)水にわずかに溶ける(非水溶性扱い)

ジエチルエーテルは特殊引火物ですが、消防法上は非水溶性に分類されます。同じ特殊引火物でも、アセトアルデヒドや酸化プロピレンは水溶性です。「特殊引火物=全部水溶性」と思い込まないようにしましょう。

問3

水溶性液体の火災に通常の泡消火剤を使うと、どのような問題が起きるか。

(1)泡が凍結して効果がなくなる
(2)泡が液体に溶けて消えてしまう
(3)化学反応を起こして有毒ガスが発生する
(4)泡の膨張率が高くなりすぎる

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正解:(2)泡が液体に溶けて消えてしまう

水溶性の液体は水と混ざりやすいので、通常の泡を放射しても、泡の中の水分が燃焼液に溶け込んで泡膜が壊れてしまいます。そのため、水溶性液体の火災には耐アルコール泡(水溶性液体用泡)を使わなければなりません。「第4類の消火方法まとめ」で使い分けを確認しましょう。

問4

第2石油類のうち、水溶性に該当するものはどれか。

(1)灯油
(2)軽油
(3)キシレン
(4)酢酸

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正解:(4)酢酸

第2石油類で水溶性なのは酢酸です。灯油・軽油・キシレンはすべて非水溶性です。水溶性の第2石油類の指定数量は2,000L、非水溶性は1,000Lです。

問5

アルコール類に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)n-ブタノールは炭素数4のアルコールなので、アルコール類に分類される
(2)メタノール・エタノール・プロパノールはすべて水溶性である
(3)アルコール類の指定数量は200Lである
(4)アルコール類は第1石油類に含まれる

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正解:(2)メタノール・エタノール・プロパノールはすべて水溶性である

アルコール類はすべて水溶性です。(1)n-ブタノールは炭素数4なので「炭素数1〜3の飽和1価アルコール」というアルコール類の定義から外れ、第2石油類に分類されます。(3)アルコール類の指定数量は400Lです。(4)アルコール類は第1石油類とは別の品名区分です。「アルコール類の解説」で詳しく確認できます。

問6

二硫化炭素の性質として、正しいものはどれか。

(1)水溶性の特殊引火物である
(2)非水溶性の特殊引火物である
(3)水溶性の第1石油類である
(4)非水溶性の第1石油類である

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正解:(2)非水溶性の特殊引火物である

二硫化炭素は特殊引火物に分類されますが、水にはほとんど溶けないため非水溶性です。特殊引火物のうち、水溶性はアセトアルデヒドと酸化プロピレン、非水溶性はジエチルエーテルと二硫化炭素と覚えましょう。

問7

第3石油類で水溶性に該当するものの組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)重油とクレオソート油
(2)グリセリンとクレオソート油
(3)グリセリンとエチレングリコール
(4)エチレングリコールと重油

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正解:(3)グリセリンとエチレングリコール

第3石油類で水溶性なのはグリセリンとエチレングリコールです。重油・クレオソート油は非水溶性です。水溶性の第3石油類の指定数量は4,000L、非水溶性は2,000Lです。「第3石油類の解説」もあわせて確認しましょう。

問8

水溶性液体の指定数量に関する説明として、正しいものはどれか。

(1)水溶性液体の指定数量は、非水溶性の3倍である
(2)水溶性液体の指定数量は、非水溶性の2倍である
(3)水溶性液体の指定数量は、非水溶性の半分である
(4)水溶性・非水溶性で指定数量に差はない

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正解:(2)水溶性液体の指定数量は、非水溶性の2倍である

水溶性液体は水で希釈できる分だけ危険度が低いと考えられるため、指定数量が非水溶性の2倍に設定されています。たとえば第1石油類なら非水溶性200Lに対して水溶性は400L、第2石油類なら非水溶性1,000Lに対して水溶性は2,000Lです。

問9

第4石油類および動植物油類の水溶性について、正しい記述はどれか。

(1)第4石油類には水溶性のものもある
(2)動植物油類はすべて水溶性である
(3)第4石油類・動植物油類はすべて非水溶性である
(4)動植物油類のうち、なたね油だけが水溶性である

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正解:(3)第4石油類・動植物油類はすべて非水溶性である

第4石油類(ギヤー油、シリンダー油など)と動植物油類(なたね油、やし油など)には水溶性の区分が存在しません。すべて非水溶性です。この点はシンプルなので確実に押さえておきましょう。

問10

次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)酸化プロピレンは水溶性の特殊引火物である
(2)ピリジンは水溶性の第1石油類である
(3)n-ブタノールはアルコール類に分類され、水溶性である
(4)酢酸は水溶性の第2石油類である

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正解:(3)n-ブタノールはアルコール類に分類され、水溶性である

n-ブタノール(ブチルアルコール)は炭素数が4なので、消防法上の「アルコール類」(炭素数1〜3の飽和1価アルコール)には該当しません。n-ブタノールは第2石油類に分類されます。(1)(2)(4)はすべて正しい記述です。これは試験でもよく引っかけに使われるポイントです。

まとめ

水溶性・非水溶性の判別は、次の3つを軸に整理するとスッキリします。

覚えるべき水溶性の物質

  • 特殊引火物:アセトアルデヒド、酸化プロピレン
  • 第1石油類:アセトン、ピリジン
  • アルコール類:メタノール、エタノール、プロパノール(全部水溶性)
  • 第2石油類:酢酸
  • 第3石油類:グリセリン、エチレングリコール
  • 第4石油類・動植物油類:水溶性なし(全部非水溶性)

指定数量:水溶性は非水溶性の2倍

消火方法:水溶性液体には耐アルコール泡(水溶性液体用泡)を使用

数が限られているので、「水溶性のほうを丸暗記して、それ以外は非水溶性」と割り切るのが最も効率的です。繰り返し解いて、本番で確実に得点しましょう!指定数量の数値を一気に暗記するなら「数値暗記まとめ!語呂合わせ&覚え方」もおすすめです。

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