施設区分・保安距離・保有空地を10問で確認
このページは、製造所等の区分と位置・構造の基準を確認する4択のオリジナル問題です。公式過去問題の転載ではありません。「1・7・4」という施設数だけでなく、保安距離は施設外の対象物との距離、保有空地は施設周囲の空地という役割の違いを説明できる状態を目指します。
設問は危険物政令の原則的な基準を扱います。実際の施設には、指定数量の倍数、危険物の品名、建築物の構造、特例・経過措置、政令第23条の特例などが関係するため、ミニテストの数値だけで設計・改修を判断しないでください。
施設区分と距離の根拠を確認する
製造所・7種類の貯蔵所・取扱所の概要は消防庁「危険物保安室」、位置・構造・設備の基準はe-Gov法令検索の危険物の規制に関する政令で確認できます。簡易タンクの屋外1m・専用室0.5mなどは消防庁「保有空地の基準について」、実際の出題例は消防試験研究センターの公開問題を参照してください。
| 大区分 | 数 | 内訳 |
|---|---|---|
| 製造所 | 1 | 危険物を製造する目的で取り扱う施設 |
| 貯蔵所 | 7 | 屋内、屋外タンク、屋内タンク、地下タンク、簡易タンク、移動タンク、屋外 |
| 取扱所 | 4 | 給油、販売、移送、一般 |
ミニテスト10問
問1
危険物政令上の貯蔵所は何種類か。
(1)5種類
(2)6種類
(3)7種類
(4)8種類
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正解:(3)7種類
屋内貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、屋内タンク貯蔵所、地下タンク貯蔵所、簡易タンク貯蔵所、移動タンク貯蔵所、屋外貯蔵所の7種類です。製造所1、貯蔵所7、取扱所4の合計12施設として整理できます。
問2
次のうち、取扱所に該当しないものはどれか。
(1)給油取扱所
(2)販売取扱所
(3)屋内タンク貯蔵所
(4)一般取扱所
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正解:(3)屋内タンク貯蔵所
屋内タンク貯蔵所は7種類の貯蔵所の一つです。取扱所は給油取扱所、販売取扱所、移送取扱所、一般取扱所の4種類です。名称だけでなく、貯蔵または取扱いの目的も確認してください。
問3
政令の原則規定で、保安距離の対象となる施設の組合せはどれか。
(1)製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・屋外貯蔵所・給油取扱所
(2)製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・屋外貯蔵所・一般取扱所
(3)製造所・屋内タンク貯蔵所・地下タンク貯蔵所・屋外貯蔵所・一般取扱所
(4)製造所・屋内貯蔵所・移動タンク貯蔵所・販売取扱所・一般取扱所
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正解:(2)製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・屋外貯蔵所・一般取扱所
基本となる5施設は、製造所、屋内貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、屋外貯蔵所、一般取扱所です。一般取扱所は政令第19条で製造所の基準を準用します。実際には施設条件や特例も確認します。
問4
学校・病院・劇場など多数の人を収容する施設に対する原則の保安距離はどれか。
(1)10m以上
(2)20m以上
(3)30m以上
(4)50m以上
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正解:(3)30m以上
対象となる学校・病院・劇場などに対しては、原則として30m以上の水平距離を保ちます。単に敷地境界までの距離ではなく、政令で定める対象物と測定条件を確認する必要があります。
問5
使用電圧が7,000Vを超え35,000V以下の特別高圧架空電線に対する原則の水平距離はどれか。
(1)3m以上
(2)5m以上
(3)10m以上
(4)20m以上
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正解:(1)3m以上
7,000Vを超え35,000V以下は3m以上、35,000Vを超えるものは5m以上です。どちらも架空電線までの水平距離として整理します。
問6
政令で対象となる重要文化財等に対する原則の保安距離はどれか。
(1)20m以上
(2)30m以上
(3)40m以上
(4)50m以上
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正解:(4)50m以上
政令で対象となる重要文化財等に対しては50m以上です。試験では、住居10m、高圧ガス等の施設20m、学校・病院等30m、重要文化財等50mと対象物を対応させます。
問7
保安距離と保有空地の違いについて、正しいものはどれか。
(1)どちらも同じ意味である
(2)保安距離は施設外の対象物との離隔、保有空地は施設周囲に確保する空地である
(3)保安距離はタンク容量、保有空地は電圧だけで決まる
(4)保有空地はすべての製造所等で一律5mである
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正解:(2)保安距離は施設外の対象物との離隔、保有空地は施設周囲に確保する空地である
保安距離は住居、学校、重要文化財、特別高圧架空電線など施設外の対象物との距離です。保有空地は延焼防止や消防活動のため施設周囲に確保する空地で、施設の種類・規模・条件により幅が変わります。
問8
簡易貯蔵タンクを屋外に設置する場合、タンク周囲に必要な原則の空地はどれか。
(1)0.5m以上
(2)1m以上
(3)3m以上
(4)5m以上
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正解:(2)1m以上
屋外に設置する簡易貯蔵タンクは、周囲に1m以上の幅の空地を保有します。専用室内に設置する場合は、タンクと専用室の壁との間に0.5m以上の間隔を保ちます。「簡易タンクは常に1m」と条件を落とさないでください。
問9
販売取扱所の説明として適切なものはどれか。
(1)店舗で容器入りの危険物を販売するため取り扱う施設
(2)固定給油設備で自動車へ直接給油する施設
(3)配管・ポンプで危険物を移送する施設
(4)危険物を製造する施設
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正解:(1)店舗で容器入りの危険物を販売するため取り扱う施設
販売取扱所は、店舗で容器入りのまま危険物を販売するため取り扱う施設です。(2)は給油取扱所、(3)は移送取扱所、(4)は製造所に対応します。販売取扱所には指定数量の倍数による第一種・第二種の区分があります。
問10
保有空地について、正しいものはどれか。
(1)保安距離の対象5施設は、すべて同じ幅の空地を保有する
(2)地下タンク貯蔵所には必ず周囲5mの空地が必要である
(3)必要性や幅は施設の種類、指定数量の倍数、構造・設置条件などで確認する
(4)壁を設ければ法令確認なしで空地をゼロにできる
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正解:(3)必要性や幅は施設の種類、指定数量の倍数、構造・設置条件などで確認する
保有空地は単純な「対象施設一覧」だけでは決まりません。製造所、屋内貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、屋外貯蔵所、一般取扱所、簡易タンクなどで条文と条件が異なり、特例基準もあります。実務では許可図書と所轄行政庁の確認が必要です。
数値を覚える前に条件を確認
- 施設区分:製造所1、貯蔵所7、取扱所4
- 保安距離の対象5施設:製造所、屋内貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、屋外貯蔵所、一般取扱所
- 保安距離の代表値:電線3m・5m、住居10m、高圧ガス等20m、学校・病院等30m、重要文化財等50m
- 簡易タンク:屋外は周囲1m以上の空地、専用室内は壁との間隔0.5m以上
「保安距離の対象5施設に簡易タンクを足せば、保有空地の全対象」という覚え方は、条件や例外を落とします。保有空地は施設ごとの条文へ戻って確認してください。
実施設の判断は許可図書と所轄行政庁で確認
このミニテストは試験学習用です。新設・変更・用途変更・設備配置を判断する資料ではありません。現行法令、自治体の審査基準、既存の許可条件、所轄消防の指導を確認してください。
採点後の復習順
- 製造所等の区分で1・7・4を確認する
- 保安距離と保有空地で役割と条文を分ける
- タンク貯蔵所の基準で屋外・屋内・地下・簡易を比較する
- 許可・届出ミニテストで施設設置の手続きにつなげる
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